是枝裕和監督最新作『三度目の殺人』のキャスト

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 第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『そして父になる』(2013)の是枝裕和監督と福山雅治が再タッグを組む新作のタイトルが『三度目の殺人』に決定し、追加キャストが発表。殺された工場社長の娘を同監督の『海街diary』(2015)に出演した広瀬すずが演じることが明らかになった。

 是枝監督がオリジナル脚本を手掛ける本作は、解雇された工場社長を殺害した容疑で起訴された男・三隅(役所広司)の真相を巡る法廷サスペンス。三隅には30年前にも殺人の前科がある上にすでに犯行を自供しており、初めから負けが決まったような裁判だったが、重盛(福山)は次第に三隅の殺人の動機が希薄であることに気付き、「彼はなぜ殺したのか? 本当に彼が殺したのか?」という疑惑を抱き始めたことから、それまで見えていた事実が次々と変容していく……。

 殺害された工場社長の娘・咲江役で2度目の是枝作品出演を果たす広瀬は、「どんなシーンでも咲江が見ているもの、感じている事をわたしと同じ感覚で感じてくださって、言葉をくれる監督はやっぱりとても心強く、凄く気持ちがいいです」と全面的に監督を信頼している様子で、「少女だからこそ見える世界を大切に、強く立っていたいです」と意気込みを表す。

 一方、『海街diary』で広瀬の女優としての才能を開花させた是枝監督は、広瀬の「その後の女優としての成長を作品ごとに感じている」と言い、「咲江は背負ってるものが多いにも関わらず、人のせいにしない、被害者としてではないあり方をする、今の時代に希有な強さをもった少女だと思います。彼女の持っている芯の強さ、何者にも寄りかからず自分の足で立っている感じを、今回の咲江役でも表現してもらいたいと思っています」と期待を寄せている。

 そのほか、被害者の妻に斉藤由貴、重盛とともに事件解明に奔走する弁護士に吉田鋼太郎&満島真之介、重盛の弁護士事務所の事務員に松岡依都美、事件の担当検察官に市川実日子、重盛の父親で30年前に三隅が関わった事件の裁判長に橋爪功が決定している。1月17日に北海道でクランクインし、3月にアップ予定。(編集部・石井百合子)

映画『三度目の殺人』は9月全国公開