20日、「アパホテル」の客室に旧日本軍による「南京大虐殺」を否定する内容の書籍が置かれている問題で、中国国家観光局などはこのほど、国内の海外旅行予約サイトに対し、同ホテルを使わないよう改めて指導している。写真はアパホテルに抗議する在日中国人。

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2017年2月20日、中国新聞網によると、ホテルチェーン「アパホテル」の客室に旧日本軍による「南京大虐殺」を否定する内容の書籍が置かれている問題で、中国国家観光局などはこのほど、国内の海外旅行予約サイトに対し、同ホテルを使わないよう改めて指導している。

中国重慶市巫山県職員の周潔(ジョウ・ジエ)氏は先月下旬、ネットを見ていた際、国内の旅行サイト2カ所がアパホテルの予約を受け付けているのを発見。中国当局の指導に基づき、同ホテルの取り扱いをやめるようサイト側に求めた。しかし、数時間たっても同ホテルに関する記述が削除されなかったため、憤りを感じた周氏は中国国家観光局などに電話で報告。メディア各社にも「問題だ」と情報を提供した。

その後、サイトの担当者から周氏に電話があった。担当者は「自分は南京出身だ」と説明。「南京で生まれ育ち、親せきには大虐殺で命を落とした者もいる。今回の件は感情的に絶対に容認できない」と話し、問題解決に向けて努力することを約束した。

さらに、地元紙の女性記者が周氏に電話。今回の情報提供に感謝の意を表明。関係各部門に連絡し、サイトから情報が削除されるよう働きかけると伝えた。周氏の働きかけの結果、サイト2カ所から同ホテルに関する情報は削除されたという。(翻訳・編集/大宮)