自身の小説家デビュー作が映画化する紗倉まな

写真拡大

 現役AV(アダルトビデオ)女優の紗倉まなが執筆した処女小説「最低。」が、映画『64-ロクヨン-』シリーズや『アントキノイノチ』などの瀬々敬久監督によって実写映画化されることが発表された。

 「最低。」は、業界トップクラスの人気を誇る紗倉が、AV業界に関わる4人のエピソードを連作小説の形で描いた作品。実写化に際し、紗倉は「ごくふつうの女の子たちが立ち寄ったAVという特殊な世界で、どう悩んでどう生きていくのか。わたしなりに描いたテーマを今度は映像を通して観ることができるだなんて、本当に嬉しく光栄に思います。ぜひ、年代を問わず、多くの女性に観ていただきたいです」とコメント。ちなみに小説発売時の購入層の5割は女性。その中でも20代から支持を得ていたという。

 また今回メガホンを取る瀬々監督は「AV女優さんの闇はよく分かりません」とキッパリ。だが今ではメジャー作品も多く手掛けている瀬々監督は、もともと『課外授業 暴行』『本番レズ 恥ずかしい体位』などを撮ったピンク映画の出身者。本作について、「ただ紗倉まなさんの原作が、そこに光を当てたものではなく、家族や夫、友人、そういう普通の関係の中で必死に生きようとするAV女優たちが描かれていたのに惹かれました」と瀬々監督は語ると、「性愛を巡る女性映画、目指したものはそれです。ピンク映画で監督となってから30年近く、こういう小説と出会えたことを幸福に思います」と明かしていた。(編集部・井本早紀)

映画『最低。』は今秋、角川シネマ新宿ほかにて公開