2月20日のライブで乃木坂46を卒業した橋本奈々未

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乃木坂46が20日、さいたまスーパーアリーナで「乃木坂46 5th YEAR BIRTHDAY LIVE」を開催。3デイズ公演の初日となったこの日に24歳の誕生日を迎えた橋本奈々未が、グループでの全活動を終えて卒業した。

【写真を見る】自身がセンターを務める「サヨナラの意味」の歌唱前に、深々と頭を下げる橋本

2012年2月22日に1stシングル「ぐるぐるカーテン」をリリースして以降、毎年この時期に「BIRTHDAY LIVE」が行われてきた。昨年は大型会場が不足する「2016年問題」に直面し開催を延期。8月に、全国ツアーの最終公演を兼ねて東京・明治神宮野球場で行われる異例の事態となったが、今年は例年通り2月の開催となった。

橋本がセンターを務めるミリオンヒット曲「サヨナラの意味」でライブが幕開け。白石麻衣、高山一実、松村沙友理とのユニット曲「偶然を言い訳にして」では、橋本へのサプライズとして各メンバーが直筆のメッセージを披露。「ななみん 卒業オメイジング!」(高山)、「4人の出会いは必然だよ」(松村)、「ななみん ずっ友!」(白石)とそれぞれが個性的に表現した。「2nd YEAR BIRTHDAY LIVE」(2014年開催)のMCで「私とななみん(橋本)は“ずっ友”(ずっと友達)だよ」と話していた白石の懐かしいフレーズに、客席からは歓声が。また、同曲の中盤で白石が泣き出すと、その肩を支えながら橋本が涙を見せる場面もあった。

過去の「BIRTHDAY LIVE」では1stシングルからリリースの順番を追って全曲を披露するのが慣例だったが、今回は橋本が選曲を行ったセットリストを元にライブが展開。自身が「乃木坂の中で一番好きな曲」と公言してきた「生まれたままで」や、“現役アイドル最強の美人ユニット”との呼び声も高い、白石とのペア曲「孤独兄弟」で盛り上げた。

アンコールのステージでマイクを手にした橋本は、自身のソロ曲「ないものねだり」を歌唱する前にあいさつ。「私は『ないものねだり したくない』って歌っているけど、(ファンが目の前にいる)こんなにすてきな景色を何度も何度も見ているのに、別の道を…進みたいと思うのが…一番の『ないものねだり』だなって感じています…でも、私が選んだその先に正解があると信じています」とコメント。パフォーマンスでは涙を見せながらもけして泣き崩れることはなく、最後まで歌い上げた。

また、ユニットでの共演はもちろん、数々の曲でシンメトリーのポジションに立ってきた白石がメンバーを代表して手紙を読み上げると、会場は水を打ったように静まり返った。「ななみんにしか相談できないこともたくさんあったけど、いつも親身になって話を聞いてくれたこと、すごくうれしかったよ。ななみんのことを尊敬しています。橋本奈々未というひとりの女の子と出会えたこと、それは人生最高の自慢です。…5年半、みんなに幸せをありがとう」(一部抜粋)と涙をこらえながら読み進めると、客席から惜しみない拍手が送られた。

大ラスで再びマイクを握った橋本は、「皆さんのご多幸をお祈りしています」と大人っぽくて“らしい”コメントを残してゴンドラへ。会場の上部に消えていったが、照明が当たらなくなっても最後の最後まで客席に手を振り続ける姿が。ファンはもちろん、メンバーからも愛され続けた“ななみん”が、大きな役割を果たして羽ばたいていった。

取材・文=大小田真