星をつける店まちがえた…ミシュランの手違いで無名レストランが突然大盛況に

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今月9日、レストランの格付けで有名なミシュランガイドの2017年版が、ウェブ上で発表された。その中にあったミスのおかげで、無名の店が突然予約で一杯になるという出来事がフランスであった。

同名の店に手違いで1ッ星が

その店は、フランス中部のブールジュという町にあるカフェ・レストラン「Bouche à Oreille」(上の写真)。自家製牛肉煮込みが売りで、肉体労働者が多く集まる、安くて気取りのない店だ。

ミシュランガイドが発表されてから、この店にマスコミからの取材申し込みや、店の雰囲気にそぐわないグルメ客からの予約が殺到するようになった。

「突然、休む暇もないくらい忙しくなったわね」と、店を経営するベロニク・ジャケさんは言う。テレビレポーターが何人もやって来て、テレビで放送された。するとパリに住んでる息子が電話をかけて来て、大笑いしたのよ。笑い過ぎて死にそうになっていたくらい」

両店のスタッフも笑い合う

本来星をもらうはずの店は、パリ近郊にある同名の高級レストラン。そこのシェフ、アイメリ・ドリューさんは、2015年にもミシュランの1ッ星評価を受けている。

ミシュランガイドは、メディアを通じて両店に今回のミスを謝罪し、ウェブでの表記を修正した。紙版のガイドブックはまだ印刷されていない。

海外メディアによれば、両店は今回のことを一種のジョークとして捉えているそうだ。

高級店のシェフ、ドリューさんは次のように言う。

「僕はブールジュの店のジャケさんに電話したんだ。今回のことがおかしくて、二人とも大笑いさ。それから彼女をうちの店に招待した。僕もむこうに行くことがあれば、昼飯とビールをご馳走してもらうつもりさ」

ジャケさんの店のコック、ペネロペ・サロモンさんは「ミシュランの星など考えたこともない。けれど、いつも心を込めて料理している」と言っている。

こちらの店(ジャケさんの店)のある客は、フランスのテレビ局に料理について尋ねられ、「この店は1ッ星じゃなく、2ッ星の価値があるね」と答えている。