「礼儀之邦」という中国語がある。この言葉には礼節や礼儀を重んじる国という意味があるが、中国メディアの東方頭条は17日、日本は一体どうやって「礼儀之邦」という称号を中国から「かすめ取ったのか」というテーマで主張を展開している。(イメージ写真提供:123RF)

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 「礼儀之邦」という中国語がある。この言葉には礼節や礼儀を重んじる国という意味があるが、中国メディアの東方頭条は17日、日本は一体どうやって「礼儀之邦」という称号を中国から「かすめ取ったのか」というテーマで主張を展開している。

 記事は、古来から中国は「礼儀之邦」と称されてきたが、この華やかな称号は日本人に「かすめ取られた」と主張、こうした状況について「心配せずにはいられない」と表現した。

 礼儀之邦という称号を日本人がかすめ取ったという点について、「日本の文化は世界各国で認められている」と説明し、またその秘訣は「ビジネス上における礼儀にある」と指摘。日本のビジネスパーソンたちが世界各国で示す礼儀やマナーは、「非常に礼儀正しいよく出来た人」という印象を与えると説明し、そのため「日本がかつて侵略した国においても、日本人に対する印象は極めて良い」と論じた。

 また「お辞儀をする日本人には非常に引き付けられる」として、記事はどんな場合でも深々とお辞儀をするのは日本人の「必殺技である」と表現。また、お辞儀の習慣のない国家の人々であっても、その意味について知れば「非常にうれしく感じてしまうものだ」と主張し、「礼節や礼儀を重んじる国」という称号は今や日本のものになってしまったと嘆いた。

 「礼儀之邦」という言葉には諸説あり、本来この言葉の「礼」は政治制度、「儀」は法制を表しており、古代中国は最先端の政治制度と整った法制を擁していたことを表現する言葉だという説がある。いずれにしても現代の中国では礼節や礼儀を重んじる風潮はないのは事実であり、日本が「礼節や礼儀を重んじる国」をかすめ取ったのではなく、むしろ中国が自ら放棄したという見方のほうが正確ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)