スポティファイ本社でアーティスト&レーベルサービス部門のディレクター・野本晶氏に話を聞いた

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音楽配信サービスのSpotify(スポティファイ)が公開したオリジナルプレイリスト「Early Noise Japan 2017」が、音楽ファンや業界関係者の間で話題となっている。今年活躍が期待される国内新人アーティストの楽曲で構成される同プレイリストに託された目的と展望について、同社のアーティスト&レーベルサービス部門のディレクターである、野本晶氏に話を聞いた。

レコード・レーベルやiTunesといった様々な分野で音楽に関わってきた野本氏

−−新しいプレイリスト「Early Noise Japan 2017」について教えてください。

「『Early Noise Japan 2017』は、2017年に活躍が期待される新人アーティストをプレイリストの形で紹介するもので、ビッケブランカ、The Hotpantz、あいみょんなど13組の日本勢に加え、アジアからはフィリピン・マニラ在住のボーカリスト、ジェシカ・コネリー(ジェス・コネリー)」を選出しました」。

「DYGLのように、すでに他国版『Early Noise』にピックアップされて急速に存在感を増しているアーティストも登場しています。国を超えたコラボレーションや、アーティストに特化した企画も可能で、思いもかけない方法と規模で広がる可能性を秘めていますね」。

−−日本の新しい曲と出会えるチャンスが増えますね

「プレイリストで紹介するとともに、リコメンドでプッシュなどで、ブレイクのきっかけ作りをお手伝いします。アーティストとリスナーに良い循環を作りたいと考えています。新しい楽曲を探すためには時間がかかるものですが、このプレイリストを流し聴きしているだけでフレッシュな若手の楽曲に自然と出会うことができます」。

−−楽曲がプレイリストで紹介されると、どのように広がっていくのでしょうか。

「Spotifyではグローバルでも『Spotlight』というプラットフォームで注目アーティストをプッシュしてきました。一気に広がる曲もあれば、一年くらいかけてジワジワ人気を得る曲もあります。口コミで広がりバイラルチャートの上位にあがってきて、その動きに気づいた各国のキュレーターにピックアップされることで、より多くのリスナーが反応して、さらにはSNSで国境を超えて広がっていくこともあります。『Early Noise Japan 2017』はその日本版といえるのですが、バイラルチャートの上位にあがってくれば、海外のリスナーにも触れてもらえるきっかけになります」

−−「Early Noise Japan 2017」の他にも、膨大な楽曲とプレイリストがあります。効果的な使い方を教えてください。

「日本でのサービスを開始して半年が経ちましたが、リスナーの皆さんはプレイリストを中心に聴いていただいているようです。トップページにあたるブラウズに掲載されるプレイリストは1日8回更新されるので、新しい音楽との出会いを手軽に楽しんでいただけます。プレイリストで出会い、気に入った曲を「マイミュージック」に追加していくことで、Spotifyのアプリが自宅のCDラックとラジオ局をミックスしたような存在に育っていくわけです」。

国内外4000万曲以上という膨大な楽曲と、20億本以上の多彩なプレイリストを有し、音楽視聴に留まらず、ミュージシャンやリスナーとの繋がりをも生み出すSpotify。使い込むことで音楽との距離が近くなるこのサービスを、お気に入りの端末でじっくりとあなた好みに育ててみてはいかがだろうか。【ウォーカープラス編集部】

「Early Noise Japan 2017」収録アーティスト(※横山リサの楽曲は発表され次第収録予定)

ビッケブランカ/RIRI/DYGL/The Hotpantz/ロザリーナ/NOT WONK/あいみょん/CHICO CALITO/BANANALEMON/横山リサ/Jess Connely/yahyel/向井太一/STUTS