台東地方法院検察署提供

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(台東 20日 中央社)台東県鹿野郷で19日、クスノキの木材を窃盗し昨年12月に逮捕された男が、罪を償おうとイノシシ2頭を台湾原住民(先住民)が多く住む同郷永康集落に献上し、祖先や年長者らに許しを求めた。

男は仲間6人らと共謀して樹齢700年のアツバクスノキの木材を盗んだとされる。公訴後に保釈されると、罪の大きさを痛感したのか、複数回にわたり集落を訪れ、住民に謝罪するなどしていた。

今回イノシシを献上したのは、年長者に伝統的な方法で許しを請うべきだとアドバイスを受けてのこと。男が集落を訪れると、村内放送を通じて住民らが集まり、儀式や話し合いの場が持たれた。

住民らはその後、祖先らの許しが出たとして男の行為を許すことで一致。再び山林に入り破壊行為をしないよう求めた。地元の関係者によると、これまでにも森林を破壊する行為は度々あったものの、集落外の人が謝罪しに来るのは初めてだという。

(盧太城/編集:齊藤啓介)