女優業にも意欲をのぞかせたイモトアヤコ(中央)

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 お笑いタレントのイモトアヤコが主演するNHKドラマ「あなたにドロップキックを」の試写と会見が2月20日、東京・渋谷区の同局で行われた。

 イモトは、婚約者に突然別れを切り出され、その思いを断ち切るために偶然出会った女子プロレスラーの下で練習に励む看護師役。「タイトルを見て、私にピッタリと思った。共演者との顔合わせや衣装合わせと並んで、当たり前のようにプロレス練習があった。けっこうガチでした」と、女子レスラー役の亞斗から指導を受けた。

 日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」では珍獣ハンターとして世界を駆け回り、今月12日の放送で訪問100カ国を達成。撮影もナミビア、ブルガリアを訪れる合間に行ったそうだが、「やっていることはバラエティとは違うけれど、根本的な気持ちは変わらない。自分で言うのもなんですが、今まで見たことのない表情が28回あって、芝居の中にリアルな自分がいたと感じた。引き出してくれた監督をじゃっかん好きになりそうになった」と女優業にも自信をのぞかせた。

 しかも、運動神経の良さには定評があるだけに「プロレスは、ボリビアでかじった程度」と謙そんしたが、元レスラーの亞斗は「普通の女性は思い切りがないとなかなか跳べないのに、3時間ほどでドロップキックが打てるようになった。プロレスに欲しい逸材です」と絶賛。さらに、「思い切りの良さ、表情の豊かさはレスラーに必要なもの。バネを鍛えれば、顔面にも届くと思う」と太鼓判を押したが、イモトは「それじゃあ、入団会見になっちゃいますから」と照れることしきりだ。

 その亞斗は、試合中の大けがで視力が回復せず2015年12月に引退し、現在は女優とともに所属する「スターダム」のマネジャーを務めており、「もう2度とリングに上がることはないと思っていたのに、上げてくれた皆さん、ありがとうございます」と声を詰まらせた。イモトも「亞斗さんのプロレスに対する熱を感じ、気持ち良く撮影に臨めた」と感謝した。

 元婚約者役の高橋光臣も、イモトに対し「役者を生業とする身として、寒気がするような素敵な芝居を見せられ悔しい」と高評価。だが、イモトは「心からイラッとする人。今日も100カ国のお祝いといって楽屋にいいにおいのするハンドクリームを持ってきて、一緒に塗って(会見に)出ようだって。その行動がクソ野郎だな」と突き放していた。

 「あなたにドロップキックを」は、NHKと日本放送作家協会による脚本コンクール「創作テレビドラマ大賞」の受賞作をドラマ化。3月17日午後10時から、NHK総合で放送される。