中国の海外貿易は1月に幸先の良いスタートを切ったが、中国商務部対外貿易局の王東堂副局長はこのほどインタビューに応じた際に、単月の輸出入データは通年の動向を示すものではなく、2017年の中国の貿易情勢は依然として複雑かつ厳しいと述べた。中国新聞社が伝えた。

公式データによると、中国の1月の輸出入総額は前年同期比19.6%増の2兆1800万元(1元は約16.54円)で、増加率が数年内の最高水準となった。うち輸出は15.9%増の1兆2700億元、輸入は25.2%増の9111億7000万元。中国の対米・対EU・対日輸出額も、2桁台の増加率となった。

王氏は「1月の海外貿易が高い成長率を維持した。これは海外貿易安定化政策が次第にその効果を見せ、企業の商品の競争力強化、価格高騰、大口商品輸入価格の高騰と輸入量の拡大、前年同月の低迷と関連している」と説明した。

王氏は「過去のデータを見ると、春節(旧正月、今年は1月28日)連休などの影響により、1月の輸出入データが通年の動向を示すものではないことに注意が必要だ。通年で見ると、中国の2017年の海外貿易は依然として複雑かつ厳しい情勢に直面している。不確定・不安定要素が増加しており、苦しい状況が続く」と注意を促している。

中国の海外貿易は、主に2つの課題を迎えている。国内の要素費用が高騰し、産業と受注の海外シフトが加速している。世界経済の回復が遅れており、貿易保護主義が強まっており、世界貿易成長の先行きが不透明だ。国際貿易機関(WTO)は不況を理由に、2017年の世界貿易成長率を1.8-3.1%と予想している。

王氏は「今後は良好な経営環境の構築に力を入れ、『一帯一路』(the belt and road)沿線国との貿易協力をさらに強化する。積極的で効果的な輸入政策を実行し、海外貿易の安定化を促す」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)