あるカップルに起きた奇跡の実話を映画化 (C) 2017「8年越しの花嫁」製作委員会

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 佐藤健と土屋太鳳がダブル主演し、あるカップルに起きた実話を映画化する「8年越しの花嫁」が、このほどクランクアップを迎えた。約1カ月間におよぶ撮影を終えた2人が、万感の思いを語った。

 映画のモデルは、岡山在住の中原尚志さん、麻衣さん夫婦。結婚式を3カ月後に控えた2006年末、麻衣さんは発症率が300万人に1人という難病「抗NMDA受容体脳炎」と診断されてしまう。昏睡状態が続くなか、尚志さんは諦めずに回復を祈り続ける。すると麻衣さんは徐々に意識を取り戻すが、尚志さんに関する記憶が失われていた。大きなショックを受けながら、それでも寄り添い続ける尚志さんに8年後、奇跡が起こる。

 「64 ロクヨン 前編」「64 ロクヨン 後編」の瀬々敬久監督がメガホンをとり、「阪急電車 片道15分の奇跡」「世界から猫が消えたなら」の岡田惠和が脚本を執筆した今作は、年明け間もない1月8日に撮入。舞台となる岡山を中心に、広島、香川など瀬戸内海エリアでオールロケを敢行し、地元の協力もあり実際の街並みや病院での撮影が実現した。

 中原夫婦を演じた佐藤と土屋は、撮了時に瀬々監督から花束を手渡されガッチリ握手。スタッフ一同から盛大な拍手が沸き起こるなか、佐藤は「今回の役は、すごく爽やかであたたかくて、笑顔が素敵な、尚志さんという実際にいらっしゃる方。なかなか僕自身にはない魅力をたくさんお持ちの方だったので、僕の中ですごく演じることが“挑戦”でした」と語る。そして「ただ、皆さんに訪れた奇跡の数々、そして尚志さんの選ばれた人生、生き方に惹かれ、なんとしてもこの役は自分がやりたいと思いました」と力強く述べ、「自分がどこまでできていたかわかりませんが、なんとかここまでこれたのは皆さんの支えがあったからこそと本当に感謝しています。そしてなによりも土屋さん、ありがとうございました。また皆さんとご一緒できることを願い、日々励んでいきたいと思います」と感謝を述べた。

 さらに土屋は、時おり涙で声をつまらせながら、撮影の日々を振り返る。「こんな私を信じてくださった、麻衣さん、尚志さん、ご家族の皆さん、そして瀬々監督、スタッフの皆さん、佐藤健さん、キャストの皆さん、本当にたくさん見守っていただいて、お誕生日(2月3日)も祝っていただいて、本当に幸せでした」と胸中を吐露。「女優として生きていてよかったなとすごく思いました。これからちゃんと恩返しできるように、もっともっと頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました」と話した。

 また原作書籍「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」のコミック化と、プロ・アマ問わず漫画家を全国から募集するオーディションの実施が決定。原作から任意のワンシーンを選び、ネームを描いて投稿してもらう。グランプリに輝いた作品は、コミック投稿サイト「コミカワ」(comicawa.com)に掲載後、単行本も発売される。映画「8年越しの花嫁」は、今冬公開。