写真提供:マイナビニュース

写真拡大

日本テレビは20日、東京・汐留の同局本社で4月改編を発表。月曜ゴールデンタイムのミニ番組枠を廃止し、20時台の番組を定時スタートとするなど、縦の流れを意識したタイムテーブルを打ち出した。

今回の改編では、月曜ゴールデンタイムの番組を直結する形に枠切りを変更。19時〜19時56分に放送している『有吉ゼミ』を後ろに4分拡大し、そのまま20時から『世界まる見え!テレビ特捜部』がスタート。20時54分からのミニニュース枠『ZERO MINUTE』を廃止することで、21時からの『人生が変わる1分間の深イイ話』まで、ミニ番組をはさまずに番組がつながる。

月曜日は、TBSが1月に先んじて改編を行い、『月曜名作劇場』が21時をまたぐ編成に。また、テレビ朝日も、19時台にKAT-TUN・中丸雄一MCの『世界ルーツ探検隊』、20時台に『中居正広のミになる図書館』と新番組・枠移動番組を4月に投入するなど動きを見せており、日テレとしては「21時のフロー(流れ)を改善し、"強い月曜日"を確立したいと思います」と狙いを説明する。

この"フローの改善"は、同局が従来からテーマに掲げてきた施策で、最近の改編でも、金曜夕方にあった『女神のマルシェ』『それいけ!アンパンマン』を午前中に移動させ(16年春)、日曜午前の『誰だって波瀾爆笑』を11時またぎに拡大(16年秋)。

今回の改編ではさらに、火・水・木曜(20:54〜)の『ZERO MINUTE』も終了し、20時台バラエティ(火『踊る!さんま御殿!!』、水『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』、木『ぐるぐるナインティナイン』)の"まだまだ枠"に変更することで、月曜以外の曜日も視聴の"フロー"を意識した改編を行う。

また、『世界まる見え』が久々となる定時スタート編成にも注目。定時よりもフライングして番組がスタートする編成は、94年に同局の『マジカル頭脳パワー!!』から本格的に取り入れられたことで知られるが、タイムシフト視聴が定着した近年では、より分かりやすい放送時間を訴求することで、リアルタイム視聴を促していく狙いもあるとみられる。

同局では、番組スタート以来フライングスタート編成だった23時台の『NEWS ZERO』を、2013年秋から23時定時スタートに変更。同時に、22時台のバラエティとドラマを23時まで拡大してつなげることで一定の成果を得て、今回この施策をゴールデンにも導入する形だ。

この4月改編では他にも、水曜21時台のバラエティ『ザ!世界仰天ニュース』が火曜21時台に移動し、火曜24時台の『今夜くらべてみました』がゴールデンに進出。そして、29年にわたって親しまれた土曜21時台のドラマ枠と、22時台のバラエティ『嵐にしやがれ』を入れ替え、土曜のゴールデンをバラエティ"3段積み"に改編する。

視聴率"三冠王"を独走する同局だが、このように攻めの姿勢は緩めず、今回の改編率は全日5.5%(昨年秋3.9%)、ゴールデン15.6%(同9.8%)、プライム20.6%(同13.1%)となっている。