福岡公演初日に行われたセレモニーの様子。スペシャルサポーターの小倉智昭、Happinessのメンバー、藤井フミヤが登壇した

写真拡大

3月19日(日)まで福岡ビックトップ(筥崎宮外苑・福岡市東区)で開催中の、シルク・ドゥ・ソレイユの日本公演最新作「ダイハツ トーテム」。東京・大阪・名古屋でも大盛況だった公演がついに福岡上陸。

【写真を見る】カメラを片手に“客いじり”を始めるバレンティーノ

入口のゲートを入るとグッズや飲食ブースが立ち並ぶ。ここで購入したフードやドリンク類は客席まで持ち込むことも可能だ。グッズはビックトップ限定のものばかりで、定番のオフィシャルプログラム(2000円)やフェイスパック(1000円)など、バラエティ豊かなグッズがそろう。

会場に入ると、客席が何やら盛り上がっている。実は開演10分前からショーは始まっているのだ。本編にも登場するクラウン・フィッシャーマンやバレンティーノといった個性豊かなキャラクターが客席をまわり、ユニークな行動で会場を盛り上げてくれる。すべてを見逃さないためにも早めに客席へ着席するのがおすすめ。

本公演は“人類の進化”がテーマ。その壮大な物語が人間離れした究極のアクロバットで表現される。オープニングアクトの「カラペース」では、ステージ中央の巨大なカメの甲羅に「クリスタル・マン」が生命を吹き込むと、カエルや魚たちがいきいきと動き出す。まさに「生命の誕生」を思わせるパフォーマンスだ。

直径1.8mの小さな台の上で、ローラー・スケートを履いた男女が思わず息をのむようなスピードで回転する「ローラー・スケート」や、いくつものフープを生き物のように操る「フープ・ダンサー」のようなスピード感あふれる演技から、2人の女性がしなやかな動きで複雑なピラミッドを作り上げる「コントーション」など、想像を超えるパフォーマンスの連続でステージからひと時も目を離せない。

今回の公演は最新テクノロジーを用いた演出が見どころ。プロジェクションマッピングを駆使し、舞台が海や砂漠へと一瞬で変化する。まるで、海中から登場したかように見える演出や、アーティストの動きに合わせて映し出される波紋など、演技との融合も存分に楽しめる。

福岡でこの感動を味わえるのは残り1か月。一度見たらもう一度見たくなる超絶パフォーマンスを、ぜひ自分の目で確認してほしい。【福岡ウォーカー編集部/窪園由紀子】