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ドコモ、auと、使用中のiPhoneを機種変更せずに格安通信会社に乗り換える方法をご紹介してきました。3回目となる今回はソフトバンクです。が、ソフトバンクの場合はちょっと状況が異なるようです。

ドコモ・auでは、解約しても同じiPhoneを使ったまま乗り換えられる格安通信会社がいくつもありましたが、ソフトバンクにはその選択肢がほぼありません(記事執筆時点)。ソフトバンクを解約しても受け入れ先がない状態です。

じゃあどうすれば……? ここで考えられる方法は次の3つです。

1)3月末まで待って日本通信「b-mobile」を契約する 2)ソフトバンクで「SIMロック解除」する 3)SIMロックされていない新機種に買い換える

では、順番に見ていきましょう。

○3月末まで待って日本通信「b-mobile」を契約する

ソフトバンクの場合は解約してそのまま乗り換えられる格安通信会社がこれまでほぼありませんでした。

しかし、格安通信会社として日本の先駆者である日本通信が、個人向けサービス「b-mobile」にて2017年3月22日よりソフトバンクのiPhone・iPadを対象にサービスを開始すると発表。ようやくソフトバンク利用者にも格安通信会社乗り換えへの道が開けました。

まだプランなどの詳細は発表されていませんが、ソフトバンクのiPhoneを使用中で、通信費を安くしたいと思っている方は日本通信のb-mobileを要チェックです。

○ソフトバンクで「SIMロック解除」する

そもそも、大手通信会社で買ったiPhoneがなぜその会社の回線にしか繋がらない、あるいは限られた格安通信会社としか契約できないのでしょうか。それは、大手通信会社の販売するiPhone本体が「SIMロック」されているからです。

SIMロックとは、「ウチの回線だけ使える」ようにiPhoneに"首輪"を付けてしまう機能のようなもの。SIMロックされたiPhoneは、首輪の主人とその系列の回線しか使えない状態になります。

しかし近年、通信会社の「競争の健全化」を目指す総務省の方針により、大手携帯電話会社は端末のSIMロック解除に対応することになりました。利用者が要望すれば、SIMロックされたiPhoneもそれを解除しなくてはなりません。これにより、どの格安通信会社にも乗り換えることが可能になります。

SIMロック解除の手続きはソフトバンクの個人ページ「My Softbank」(無料)、またはソフトバンクショップにて(手数料3,000円)。ただしSIMロック解除ができるのは購入後180日以降、iPhoneの場合はSE/6sシリーズ/7シリーズと、機種が限られています。

○SIMロックされていない新機種を買う

SIMロック解除非対応のiPhone 6や5Sをお使いの方、b-mobileのサービス開始を待たずに乗り換えたいという方は、SIMロックされていないiPhoneの購入をおすすめします。

SIMロックされていないiPhoneは、どこの通信会社の回線でも使える、いわば"放し飼い"の状態です。今使用中のソフトバンクのiPhoneからSIMカードを移せば、手続き不要で現状のプランのままソフトバンクを使い続けることも可能。またソフトバンクを解約しても、他の通信会社と契約して使うことができます。実は、これがiPhoneの本来の状態なんですね。

SIMロックされていないiPhoneは、Apple Store実店舗、オンラインショップ、またヨドバシカメラなど量販店のApple専門売り場などで購入できます。

○乗り換えの手順

3つのうちどの方法にするか決めたら、次は乗り換えの手順を確認しておきましょう。詳しい手順は通信会社によって異なるので、各ホームページやSIMと一緒に届く利用ガイド等を参考にしてください。

1)ソフトバンクでMNP予約番号を取得

MNP予約番号は電話またはソフトバンクショップで取得できます。2年縛りの解約月でない場合は解約金9,500円がかかります。が、おおむね4カ月以上先の場合はその時点で解約したほうがお得なケースが多いでしょう。なお、機器代金の分割支払金残額がある場合、解約後も引き続き支払いが必要です。

2)格安通信会社で契約を申し込む

格安通信会社はショップが少ない・持たない場合が多いので、申し込みはネットでの受付が中心になります。申込時には運転免許証などの本人確認書類と、クレジットカードが必要です。1で取得したMNP予約番号はここで登録しておきます。

3)SIMが届いたら開通手続きをする

申し込みから3日〜1週間程度で、格安通信会社からSIMカードが届きます。届いたら3つのステップで開通手続きを行います

ステップ1:MNP切り替え手続き 格安通信会社のホームページでMNPの手続きをします。会社によっては専用電話番号への通話で手続きが可能です。

ステップ2:SIMをiPhoneに差し込む iPhoneの電源を切って側面にあるSIMスロットからauのSIMを取り出し、届いたSIMを差し込んで再起動します。

ステップ3:ネットワーク設定をする 「ANP設定」「プロファイル」などと言われる設定を各通信会社の専用ページからダウンロードします。会社ごとに方法が異なりますので、設定ガイドやホームページをご参考ください。

○ソフトバンクをやめたらこれが心配?

iPhone本体は同じでも、ソフトバンクでなくなると変わってしまう点とは? 事前に確認しておきましょう。

1)メールは使える?
「@i.softbank.jp」「@softbank.ne.jp」のメールアドレスは使えなくなります。通信会社が変わっても共通で使えるiCloud.comや、Gmail、Yahoo!メールなどのご使用をお勧めします。

2)街中の無料Wi-Fiは使える?
ソフトバンクWi-Fiスポットは使えなくなります。一般の店舗・交通機関等がサービスで提供している無料Wi-Fiは使用できます。

3)ポイントは消滅する?
ソフトバンクは「ソフトバンクポイント」と「Tポイント」を提供しています。ソフトバンクポイントは解約によって消滅します。Tポイントは、あらかじめTカードと連携させておくことにより引き継いで使用できます。

4)家族割はどうなるの?
複数人の家族割契約から一人が抜ける場合、残った家族の割引は継続されます。割引は申し込み当月まで適用されます。なお、家族割の主回線が解約する場合は、別の回線を主回線に変更する手続きが必要です(ソフトバンクショップにて受付)。

5)ソフトバンクショップみたいな店舗はある?
格安通信会社はショップがないか、あっても少ない状況です。ただし、家電量販店などと提携して窓口を設け、契約・即日開通をサポートしている場合があります。

6)通信エリアや速度は?
格安通信会社の通信エリアは系列の大手通信会社に準じます。通信速度については、平日昼間の都市部など混雑するエリア・時間帯を中心に大手通信会社よりも遅くなる傾向が見られます。b-mobileについてはまだサービス提供前なので、現時点では不明です。

(笠井美史乃)