19日、韓国メディアによると、韓国で行われたフィギュアスケート4大陸選手権男子フリーで、韓国のイ・ジュンヒョン選手が不運に見舞われた。写真は韓国・江陵アイスアリーナ。

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2017年2月19日、フィギュアスケート4大陸選手権男子フリーが韓国・江陵アイスアリーナで行われ、絶対王者・羽生結弦がショート3位から巻き返すも米国の新鋭ネーサン・チェンに敗れた。日本では両者300点越えの高レベルの演技に注目が集まったが、お隣の韓国では、同国のイ・ジュンヒョン選手(21)を見舞った不運が大きく報じられている。韓国・SPOテレビニュースなどが伝えた。

イ選手のフリーの得点は120.03点、ショートの67.55点と合わせて計187.58点の18位に終わり、2014年のジュニアグランプリ(クロアチア)で記録した自身の最高得点203.92点には大きく及ばない結果となった。

イ選手は今シーズン腰の負傷に悩まされ、先月の全国男女フィギュアスケート総合選手権大会でも実力を発揮できなかったとされている。しかし4大陸選手権を前に腰の痛みが消え、自信を持って今大会に臨むもフリーで予期せぬ事態に襲われた。試合後のインタビューでは「最初のジャンプで失敗して気が動転した。プログラム中盤にリンクに何か物体があるのに気付き、それが気になってうまく滑れなかった」と話した。

リンクにあったのはビニール袋に入れられた写真。前の選手の演技終了後にファンからリンク上に投げ込まれたものが、プレフラワーガール(ボーイ)と呼ばれる子どもたちに見逃され片付けられなかったものとみられる。

この事実は大会を主催した国際スケート連盟(ISU)側も認識していたとされ、イ選手の指導をするシン・ヘスクコーチが大会運営側に問いただしたところ「一度競技が始まると、リンクに落ちた物を片付けることは難しい」との回答が返ってきたという。この対応にシンコーチは「運営側は、選手がその物体のせいで被害に遭う確率が1万分の1にも満たないと話した。いくら確率が低くても何とかして解決すべきものではないか」と主張している。

記事は、「同大会は1年後に迫った平昌(ピョンチャン)冬季五輪に向けたテストイベントであり、五輪中に同事態が発生すれば大きな問題になる可能性がある」と伝えた。

これを受け、韓国ネットユーザーからは「選手が被害に遭う確率が1万分の1って…運営側は何を根拠にそんなこと言ったの?」「そんな確率が計算で出てくる?」「一流の世界大会なのに運営は三流」と大会運営側を非難するコメントや、「今回の大会運営は最悪だった。このままだと平昌五輪は100%失敗に終わる」「平昌五輪が無事開催できるか疑わしい」と1年後に迫った平昌五輪を心配するコメント、「以前から韓国がスポーツの国際競技で被害に遭うことが一度や二度じゃなかっただけに悔しい」「日本やロシアの選手でも同じ対応だったかな?」とこれまでの被害史を振り返るコメントなどが多く寄せられている。

中には、実際にボランティアで参加したという人から「今大会に大学生ボランティアとして参加したけど、バックステージはひどかった。準備もろくにできていないし地域の祭りかと思った」と暴露するコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)