南シナ海の緊張が再び高まる中、米海軍は18日、原子力空母を含む艦隊が南シナ海の巡視任務に入ることを発表した。米中関係に影響を及ぼすことは必至とみられている。写真はニミッツ級空母カール・ヴィンソン。

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2017年2月19日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、南シナ海の緊張が再び高まる中、米海軍は18日、原子力空母を含む艦隊が南シナ海の巡視任務に入ることを発表した。米中関係に影響を及ぼすことは必至とみられている。

米海軍はフェイスブック公式アカウントを通じて、ニミッツ級空母カール・ヴィンソンを中心とする空母打撃群を18日から南シナ海の巡視活動に就かせることを発表。中国外交部は15日、南シナ海における中国の主権を侵害する行動をとらないよう、米国政府に対して警告していた。

カール・ヴィンソンはハワイ、グアムでの軍事演習を終えたばかり。艦隊司令官のジェームズ・キルビー少将は、「軍事的実力を示すとともに、地域の同盟国やパートナー、友人たちとの強固な関係が維持されていることを示すものだ」と話している。米海軍によると、カール・ヴィンソンが南シナ海を航行するのは、これまでの35年ですでに16回行っているという。

一方、中国側からは、15日に外交部が警告したほか、中国海軍が南シナ海で軍事演習を行ったことを中国国内のメディア各社が報じている。報道はいずれも「米国空母への準備は万端」といった内容で、最新のミサイル駆逐艦「長沙」「海口」や爆撃機「轟−6型」などが演習に参加したことを伝えている。

なお、南シナ海の主権争いは以前から続いているが、中国政府は南シナ海の大部分について主権を主張している。中国以外に、フィリピンやベトナム、マレーシア、ブルネイなどの国々も主権を主張している。(翻訳・編集/岡田)