活躍の場を広げるジャレッド・レト Photo by Mark Sagliocco/Getty Images

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 米俳優のジャレッド・レトが、パトリシア・ハースト誘拐事件を基にしたクライムスリラー「77(原題)」で、劇映画監督デビューを果たすことがわかった。米メディアが報じている。

 パトリシア・ハースト誘拐事件は、1974年2月4日に起こったアメリカの新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの孫娘パトリシア・ハーストが、左翼過激派シンバイオニーズ解放軍(SLA)に誘拐された事件。その後、同年4月15日にSLAが銀行を襲撃した際に、犯行グループとともにライフル銃を持つパトリシアの姿が防犯カメラに収められ、世間を騒然とさせた。逮捕されたパトリシアには懲役35年の判決が下ったが、ジミー・カーター大統領による特別恩赦と保釈金を支払うことで77年に仮釈放されている。

 映画は、パトリシア奪還を目指す2人の警察官を描き、同時に警官殺しや汚職、陰謀を明るみに出していく。「L.A.コンフィデンシャル」で知られる作家ジェームズ・エルロイがオリジナル脚本を執筆し、Netflixオリジナルドラマ「ナルコス」や「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」で知られるデビット・マシューズが改訂した。

 レトはこれまで、第37回トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞(ドキュメンタリー部門)を獲得した「Artifact(原題)」や「Great Wide Open(原題)」、バーソロミュー・カビンス名義でミュージックビデオやコマーシャルを監督。その手腕が評価されているが、劇映画の監督は今作が初となる。