マットレスや枕の低反発と高反発、どのように違うのかご存知ですか? 

「低反発」はアメリカNASAが開発した素材を使用した枕で、一躍有名になりました。頭を載せるとムニューッと沈み込み、頭が枕に包まれるようなやわらかさが特長でした。ものを載せるとゆっくり沈み、ゆっくり戻ることから「低反発」と呼ばれます。「高反発」はその逆です。高反発枕は、頭がムニューッと沈み込まないし、包まれる感じもしません。むしろ弾力性を感じます。つまり低反発=やわらかく感じる、高反発=かために感じる、です。

さて、あなたの使っているマットレスはどちらですか? そして、どちらが眠りやすいのでしょうか? もちろん好みの問題もありますが、「寒い季節は高反発マットレスのほうが寝やすい」説をご紹介します。

低反発と高反発、体にいいのはどっち?

まず、低反発マットレスは体が沈み込み、やわらかくフィットしますので、その包まれている感がなんとも気持ちいい寝心地があります。一方、「高反発マットレスは弾力性があり、重みをかけると、すぐ押し返す力が働き、沈み込み過ぎない」(寝具専門メーカー・ライズTOKYO)。このため「高反発マットレスのほうが寝返りが打ちやすい」という特長が生まれます。たしかに、やわらかくてムニュムニュするマットの上より、かたい床の上のほうがゴロゴロ転がりやすいですよね。

(画像/ライズTOKYO)

上の図は、マットレス上の体重の分散を表したものです。高反発マットレスのほうが、より分散しています。特に腰の部分が分散され、マットレスに沈み込んでいません。これも寝返りが打ちやすい理由です。

中身はウレタン製。

高反発マットレスの中身は硬質ウレタン。マットレスのかたさはN(ニュートン)で表されます。100ニュートン以上は「かため」とされます。 

寝返りすることで血のめぐりがよくなる

では、寝返りが打ちやすいと、どうして寝やすいのでしょうか? 

寝返りには血流を促進する働きがあります。ゴロゴロすることで体がマッサージされ、筋肉がほぐれ、また蒸れたりしないよう体温の調節ができます。血のめぐりをよくすること。これこそ冷え解消のもっとも基本的な対策です。

冷え性の人は、冬になると湯たんぽを入れたり、電気毛布を使ったり、靴下をはいて寝たりと、いろいろな工夫をされていると思います。それでもなかなか寝つけない、夜中に目が覚めてしまう、という悩みを聞きます。原因は「冷え」だけではないかもしれませんが、寝返りがきちんと打てていれば、睡眠中の血流が促進されて寝やすくなるかもしれません。

血流促進のほかにも重要な働きをしています。人は寝ている間、深い眠りと浅い眠りを交互に繰り返していますが、その切り替えスイッチのような役割をしているのが寝返りです。ごろんと寝返るたびに睡眠の浅い、深いを切り替えているわけです。

さらには体のバランスを取るためにも寝返りが有効です。ずっと同じ姿勢でいると筋肉が硬くなって疲れてしまいます。長時間、椅子に座って机に向かっていると、腰が痛くなったり、肩が凝ったりしますね。睡眠中も同じで、ずっと同じ姿勢でいれば体が固まって痛くなります。つまり寝返りには、体をほぐし、体が痛くならないようにする役目もあるのです。

快眠に寝返りは不可欠です。人はひと晩に20〜30回ぐらい、寝返りを打つといわれます。意外と多いものですね。寝返りの打ちやすいマットレスで寒い夜も快眠をGETしましょう。

高反発マットレスで快眠を。