実戦を重ねるごとに、パフォーマンスを上げてきているクォン・スンテ。言葉の問題でDF陣との意思疎通はまだスムーズではないが、ゼロックス杯でも積極的にコーチングする姿が見られた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 これほど頼りになる選手はいないだろう。
 
 2年ぶりにACLに出場する鹿島だが、初戦の相手は韓国の蔚山現代。Kリーグで3年連続ベストイレブンに選ばれるなど、鳴り物入りで加入したGKクォン・スンテほど、この難敵について知っている男はいないはずだ。
 
「チームの分析担当の方には、蔚山についていろんな状況を伝えてあります」
 
 クォン・スンテ自身、蔚山現代というチームをどう見ているのか。
 
「パス優先で、スペースをコンパクトにしてくる日本のクラブと違い、蔚山は相手の背後を狙ってきます。身体のコンタクトも非常に激しくて、強いチームです」
 
 曽ケ端との熾烈なポジション争いもあり、どちらがスタメンに名を連ねるかは分からない。相手が背後を狙ってくるとなれば、GKにとってDF陣との連係が重要になり、言葉の問題でまだ十分なコミュニケーションが取れていないクォン・スンテは不利かもしれない。
 
 ただし、これまでの対戦経験を考慮すれば、相手を知り尽くしているという意味で、クォン・スンテに分がある。
 
 いずれにせよ、全北現代のキャプテンとして昨季のACLを制したクォン・スンテの存在と実績は、ピッチ内外で頼りになるのは間違いない。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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