写真を撮ることは誰でも手軽にできますが、「写真をキレイに上手に撮る」となると経験や知識だけでなく、照明や背景などの環境を整えたスタジオが必要になってきます。かといって自宅をリフォームして写真専用のスペースを作ったり、専用の照明器具を導入したりするのはあまりにも金も時間もかかって大げさすぎ。でも何とかしたいという場合に自宅で撮影スタジオをDIYで自作して高品質な写真を撮る方法が、フォトグラファー向けアパレルや小物を提供しているブランドCOOPHのYouTubeチャンネルで解説されています。

How To Make A DIY Photography Studio At Home - YouTube

被写体の大きさを3つに分けてテクニックを解説。まずは小さな被写体の場合。



最初に、色に極端な変化のない背景を見つけましょう。



樹脂製のチェアのような、単色でなだらかな曲面を描いているものなどが最適。



単色の背景を使うのもひとつ。



色のついた背景をうまく組み合わせることで、被写体をうまく強調することができます。



もしくは、紙を1枚用意し、卓上ランプで照らすだけでも品質アップにつなげることができます。



光と影をうまく利用することで、立体感や動きのある写真が撮影できます。



紙とキッチンにあった陶器をつかうだけでもこの雰囲気。



照明を工夫して仕上がりに手を加えることも可能。



枠に色のついたプラスチックを固定し……



ランプの前に置くと、ちょうど照明の前にフィルターを置いたような効果が得られます。



こんな攻めたライティングも面白そう





プラスチック板のかわりに、キッチンにありそうなクッキングペーパーを使うとまた違った効果が得られるとのこと。



ちょうどいい具合に光を通しつつ拡散するため……



被写体へ均一に光を当てることが可能になります。



次は中ぐらいの大きさの被写体でのやり方



ここで用意するのは、文房具店などで手に入れることができる、大きめの模造紙などのロール。



ロールの端を壁に固定して垂らし、緩やかにカーブさせると即席バックスクリーン(背景布)の完成。





外光が差し込む窓の横にセッティングすると、自然光を使った撮影ができます。



これに加え、DIYで作った「レフ板」を使うとさらに効果的。



使うのは1枚の板とアルミホイルだけ



アルミホイルを貼った板を使って光を反射させるだけ。



それだけの工夫で、光源の使い方がはっきりした写真に仕上げられるようになります。



カメラ側にひと工夫加えるのも効果的。



プラスチック製のフードコンテナーをはさみでジョキジョキ切って「L」字型が残るようにカットしてしまいます。



あとはこれをカメラ内蔵のストロボの前に取り付けるだけ



実際に買うと数千円はするディフューザーを自作できました。



柔らかな光の雰囲気は、ディフューザーがあればこそ。要するに光の指向性を弱めて被写体上の反射と影の差を小さくできればOK。





そして最後は、大きな被写体を撮影する場合。



この場合も、やはりできるだけ単一色で変化が均一な背景を探すことが重要。



黒い背景に、黒いフレームの自転車をセット。ここからどうするのかというと……



卓上ランプとゴミ箱、そしてキッチンペーパーを使って照明の「ソフトボックス」を作ります。



まずはゴミ箱の底を切り抜いて……



ランプのシェードをズボッ



そして、ガムテープでガッチリと固定してしまいます。この時、熱を発する照明器具の場合は発火しないように要注意。



そしてゴミ箱の下にキッチンペーパーを敷き、外形に合わせて切り取ります。



最後に同色のテープでゴミ箱に貼り付ければ、ソフトボックスの完成というわけです。



これだけの工夫で、のっぺりしていた被写体がグッと表情豊かになりました。



まるで自転車メーカーのカタログのような出来栄え。



カメラの三脚をおいて、上から逆光気味に光を落とすだけでもこの雰囲気。お金を出せばだいたいのことはできるようになりますが、撮影効果の原理的なものを理解していれば、DIYで予算をかけずに工夫することで同じ効果を得ることができ、いろいろと勉強になって経験が積めるはずです。