中国の民間調査機関、胡潤研究院がこのほど、長者番付「胡潤百富榜」にランクインした富豪の中から学歴が大卒(全日制)未満の企業家に的を絞ったランキングを発表した。写真は人民元。

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中国の民間調査機関、胡潤研究院がこのほど、長者番付「胡潤百富榜」にランクインした富豪の中から学歴が大卒(全日制)未満の企業家に的を絞ったランキングを発表した。

法制晩報が15日付で報じたもので、このランキングの名称は「胡潤社会大学英雄榜」。選ばれた100人の平均年齢は58歳、平均資産は249億元(約4130億円)に上り、資産が最も少ない人でも130億元(約2160億円)規模を持っていることが分かった。

トップとなったのは中国の飲料最大手・杭州娃哈哈集団(ワハハグループ)の創業者、宗慶後氏で、資産は1120億元(約1兆8580億円)。家庭の負担を減らすため中学卒業後から働き始めたという。また、同紙は「特色ある企業家」として美的集団を立ち上げた何享健氏ら4人を紹介しており、何氏については「1942年生まれ。小学校卒業後に学業を断念し、1980年に家電工場を設立した」と説明。美的の昨年の売り上げが1384億元(約2兆2960億円)に上ったことや、独ロボットメーカーのクーカ買収で話題を呼んだことなども取り上げている。美的は昨年、東芝の白物家電事業買収で日本でも大きな注目を集めた。

胡潤研究院の創業者、ルパート・フーゲワーフ氏はランキングについて「社会的な基準に照らし合わせると、学歴の低い人は成功の可能性も低いと考えられるのかもしれない。ただ、このレポートを見て分かるように彼らは成功し、しかも偉大な企業を作り上げた」とコメントしている。(提供/Bridge・編集/Yamaguchi)