シリコンバレーのあるアメリカ・サンフランシスコのベイエリアは、高給取りのソフトウェアエンジニアが多いことで知られてます。ソフトウェアエンジニアの平均年収が13万ドル(約1500万円)を超えるベイエリアですが、「ソフトウェアエンジニアとしての給与はシリコンバレーは高くなく、むしろ他の地域よりも安い」という驚きの調査報告が上がっています。

San Francisco Is Actually One of the Worst-Paying Places in the US for Software Engineers - Nextgov.com

http://www.nextgov.com/cio-briefing/wired-workplace/2017/02/san-francisco-actually-one-worst-paying-places-us-software-engineers/135283/

アメリカではソフトウェアエンジニアは、最も稼げる職業の一つに挙げられるほど高給取りが多いことで有名です。中でもシリコンバレーのソフトウェア開発者の平均給与は年間13万ドル(約1500万円)以上であり、サマーインターンに参加する学生でさえ通年で換算すれば年間8万1600ドル(約920万円)をゲットするほど、シリコンバレーのソフトウェア開発者は稼げることが知られてます。

しかし、高い給与で知られるベイエリアは、家賃などの物価が急激に上昇しているエリアでもあり、単純に年収が高いから生活が楽とは限りません。人材派遣のHiredジェシカ・カークパトリック氏は、4万5000人の就職希望者と28万件以上の求人情報を使って、オースチン、ボストン、シカゴ、デンバー、ニューヨーク、サンディエゴ、シアトル、サンフランシスコ(ベイエリア)、ワシントンD.C.の全米の10都市について、家賃や日用品の価格などのその地域の物価を考慮して補正した「実質給与」を算出しました。

右のグラフが各都市のソフトウェアエンジニアの平均給与で、左のグラフが物価を反映して算出した実質給与。10都市の中で最も平均給与の高いシリコンバレーのあるサンフランシスコ・ベイエリアのソフトウェアエンジニアは、物価を考慮するとニューヨークに次いで2番目に給料が安いことになっています。



サンフランシスコ・ベイエリアやニューヨークなど家賃が高く生活費が高額な地域では、実際の生活感に影響する実質給与は低くなる傾向で、これとは対照的に、オースチンやデンバーなどの比較的物価の安い地域は、額面以上に高い給与を受けていると言えそうです。

「ソフトウェアの開発なんてどこでやっても同じだ」という考えのソフトウェアエンジニアは、シリコンバレーを目指すのではなく郊外で働く方が豊かな生活を送れるのかもしれません。