こちらは2017年1月14日に公開された記事の再掲載です。

ねえねえ、僕ら新しい遊びを思いついたんだ!

Nintendo Switch」からはそんな声が聞こえた気がしました。

1月13日(金)に任天堂の新ハードであるNintendo Switchのプレゼンテーション&体験会が東京ビックサイトで行なわれました。今回ギズモード・ジャパンはこのイベントに参加することができたので、プレゼンテーションと体験会を通じて感じたNintendo Switchとは何なのか?という点をお伝えできればと思います。

あらかじめ言っておきますと、僕は任天堂が好きです。大好きです!

子供の頃に発売されたファミリーコンピューターに触れ、テレビゲームという遊びに衝撃を覚えて以来、ずぅ〜っと任天堂ゲームと共に人生を歩んできています。そのため、今回のプレゼンテーション&体験会は、「任天堂やったぜ、やってくれたぜ! ヒャッハー!」とボルテージが最高潮に達している状態でのレポートとなります。もうぶっちゃけますが、期待感しかないね!これは!といった感じです。

【もっと読む】「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」まとめ。新作『ゼルダの伝説』はローンチタイトルに!


数字なんて話さなくてもいいじゃない


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まず、驚いた点。というか、妙に嬉しかった点としては、プレゼンテーションの中で数字を見ることが無かったというところです。

ここで言う数字というのはいわゆるスペック的な話。現在は公式ページが更新され、詳細なスペックなども知ることができますが、プレゼンテーションの最中はこういった数字は一切出てきませんでした。

搭載しているCPUがなんだとか、メモリが何だとか、液晶は搭載しててもその解像度すら一切なし。あえていうならばバッテリーの持ち時間はちょっとだけ話されましたが、それだけです。プレゼンテーションで話されたことは、始終一貫して、Nintendo Switchでどんな「遊び」ができるのか?といったところです。本当に任天堂らしい、ファンとしては嬉しくなるようなブレのないハード発表会でした。


Nintendo Switchの本体はコントローラーだ


任天堂は何度もゲーム機をリリースしてきています。しかし、それは単にゲームを遊ぶためのハードウェア、プラットフォームを開発しているだけではないように思えます。あくまでも任天堂が提案するのは「遊び」のスタイルであり、彼らはゲームをきっかけとした「遊び」自体を提案しているのだ。僕はそんな風に感じています。


source: Nintendo 公式チャンネル


ひとりでじっくり遊ぶ、場所を問わず遊ぶ、みんなで楽しく遊ぶ。今回のNintendo Switchもまた、いくつもの新しい遊び方を提案しました。据え置き機でもなく携帯機でもない、いつでもどこでもNintendo Switchというハードを中心として遊びが始まる。これが2017年に任天堂が提案する遊びのスタイルです。

これを実現させているのは、本体の両サイドに接続されている専用コントローラー「Joy-Con」。僕はこのコントローラーこそNintendo Switchの本体なんじゃないかと思ってるんですよね。



リビングや自室でじっくりと遊びたい場合は、「Joy-Con」をグリップに取り付けて一般的なコントローラー風に使うTVモード。実際に『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイしてみましたが、ホールド感も良く、小柄ながら操作しやすいコントローラーという印象です。



どこかに出かけたい。移動中にも楽しみたい。寝室でぐったりしながら遊びたい。そんな時は携帯モード。左右の手の位置こそ変われど操作感はほぼ変わることなく、十分快適に遊べます。


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Joy-Conはただの分離できるコントローラーではありません。加速度センサー、ジャイロセンサー、距離や動きを感知するモーションIRカメラを、バイブレーション機能、さらにはNFCまで。動きや操作に関するセンサーがほぼ全てJoy-Con部に備わっています。

これにより、Joy-Conで「操作して」遊ぶではなく、Joy-Conを「使って」遊べるんです。


Joy-Conを持つだけで架空の世界へ飛び込める!


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プレゼンテーションで発表されたローンチタイトル『1-2-Swtich』ではJoy-Conを使った6つのゲームを楽しむことができました。その中でも特に驚かされたのが、バイブレーション機能である「HD振動」です。

Joy-Conを通じて得られるのは振動ではなく「触感」。実際に触れるまでは、そんなまたまたぁ…。と話を盛ってるようにも感じたのですが、実際に1-2-Switchを体験して意見が変わりました。それを体験して、変えざるを得なかったのです。



だって、この小さなコントローラーを傾けると、見えないボールが移動していく様子が伝わるのです!

触感すら手に伝わってきます。それはまるでゴムのような…。そう、マウスのトラックボールのような感覚! 明らかに僕の脳は騙されています。このコントローラーの中にはそんなボールが詰まっていて、僕が腕を傾ける度にそれらが移動するのです。不思議!



驚きはこれだけではありません。Joy-Conを腰に構えれば、そこは西部開拓時代。早撃ちを競う荒野の決闘が始まります。青眼に構えたら道場破りとの真剣勝負! 他にもダンスバトルが始まったり、牛の乳搾りができたり、大泥棒になって金庫破りすらできます。

どれも、ゲーム中は画面を見る必要はありません。人と人とがJoy-Conを持つだけで、そこには架空の世界が広がるんです。それはまるで、道端に落ちていた木の棒を掲げ、冒険の旅を投影した幼き日々のようでした。


Nintendo Switchが1台あれば2人対戦できる


Joy-Con凄いぞ!話はまだ続きます。こちら、横持ちするとそれぞれがコントローラーレイアウトで操作できるんですよね。1台のNintendo Switchを使って2人でプレイできる。任天堂は「おすそわけ」プレイなんて呼んでますけど、これもなかなか良くできています。



小さくなる分、1人で遊ぶ時よりもホールド感は落ちます。ところが、この大きさでもちゃんと操作できるんです。

体験会では『ウルトラストリートファイター ザ・ファイナルチャレンジャーズ』をおすそわけプレイしてみました。確かにコマンドは若干出しづらくなりますが、対戦プレイは成り立ちます。小さなJoy-Conの片方だけでも波動拳や昇竜拳は出せましたし、スクリューパイルドライバーもOK。

ただし強パンチ・強キックが上部のSL/SRボタンに割り振られるので、スーパーファミコン版のスト2のように、多用するボタンを押しやすい場所に配置するといった戦略も大事になりそうな気がします。


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Joy-Conは付属の「Joy-Conストラップ」(左側の黒い部分)を装着することで、モーションコントロールが利用でき、ヨコ持ち時にはSL/SRボタンが押しやすくなり、ホールド感も上がります。これも良い工夫ですね。人の手に触れるものこそが、遊びの楽しさにや気持ちよさに繋がるものだ。という任天堂の哲学のようなものを感じました。本当にJoy-Conは凄い。


それは「遊び」の提案。それが任天堂イズム


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どう?こういう風に遊んだら楽しいと思うんだ!

Nintendo Switchは、そんな無邪気な微笑みを感じられるような、柔軟で斬新な発想を体感できるであろうハードです。ひとりでも楽しいし、みんなでも楽しいし、どこででも楽しい。Switchがある場所から「遊び」が始まり、きっとSwitchを中心として笑顔が広がっていくのではないでしょうか。

本日1月14日(土)〜1月15日(日)は引き続き一般向けの「Nintendo Switch体験会」が行なわれます。開場は東京ビックサイト、大混雑も予想されますが、お近くの方は是非任天堂の新ハード。いや、任天堂が提案する新しい「遊び」のスタイルを体験してみてください。

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image: ギズモード・ジャパン編集部
source: Nintendo Switch(任天堂), YouTube

(小暮ひさのり)