この顔…(『バッドガイズ!!』より)
 - (C) Reprisal Films / The British Film Institute 2015

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 映画『ターザン:REBORN』の俳優アレキサンダー・スカルスガルドが、マイケル・ペーニャと極悪警官コンビにふんする新作クライムコメディー『バッドガイズ!!』の日本公開を目前にインタビューに応じ、同作の撮影裏話からハンサムの秘訣までを明かした。

 『ターザン:REBORN』での“英国貴族ターザン”から一変、本作ではペーニャと極悪バディを演じているスカルスガルド。役づくりでは、「これまでの人生で出会ってきたエキセントリックな狂人たちを参考にしたよ」「身体の動きに関しては、年老いてくたびれ果てた闘牛のように動こうと意識したよ」とテンポよく振り返り、「『バッドガイズ!!』は“良い警官”の存在しない警官バディの映画だ。いるのは悪い警官と、もっと悪い警官だけ。そのエネルギーを大いに楽しんだよ。僕が演じているテリーの一番面白いポイントは、カントリー歌手グレン・キャンベルへの愛と、周りの人が自分をどう思うかを全く気にしないところだな」とずばり見どころをアピールする。

 そして「一緒に仕事ができてすごく楽しかった」とペーニャとの初共演を喜んだかと思いきや、「彼は偉大な俳優であり、驚くくらいに良いマッサージ師なんだ。撮影中は毎朝、僕に20分間背中のマッサージをしてくれた。一日の中で特に大好きな時間だったよ」とまさかのマッサージざんまいだった日々を告白。そんなスキンシップの甲斐あってか、劇中では息の合ったバディっぷりを披露している2人だが、「マイケルと僕は特に役について話し合ったりはしなかったんだ。僕らはアルバカーキ(撮影地)で一番おいしい青唐辛子料理を探すのに忙しかったからね」とのこと……。

 また、スカルスガルドは米映画サイト TC Candler が発表している「世界で最もハンサムな顔100人」の常連であり、昨年発表のものでは見事3位を獲得している。一体、そのかっこよさの秘訣は何なのか。「ハンサムでいるための秘訣は……ほうれん草だ。とにかく、たくさんのほうれん草を食べるんだ!」と赤裸々に語った。

 昨年来日したばかりのスカルスガルドは、「これまで何度も日本を訪れたけど、日本は本当に、僕が大好きな国の一つなんだ。おべっかを使っているわけじゃないよ!(笑)世界一友好的で思いやりにあふれた人々、心を震わす風景の数々と、おいしい料理。実は、休暇を取ってまた日本に遊びに行こうかと計画しているんだ。可能であれば、この夏にね」と日本への思いも口にしていた。(編集部・石神恵美子)

映画『バッドガイズ!!』は2月21日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか「未体験ゾーンの映画たち2017」にて公開