いよいよ2月26日(アメリカ現地時間)に開催される第89回アカデミー賞授賞式。日本では27日の午前中から授賞式がスタートとします。今年はどんな作品がオスカー像をゲットするのか注目が集まるなか、世界中のメディアがアカデミー賞の大本命に掲げているのがミュージカル映画『LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)』です。

というのも、この作品は、作品賞、監督賞、主演男優賞(ライアン・ゴズリング)、主演女優賞(エマ・ストーン)、脚本賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン、録音賞、音響効果賞、作曲賞、主題歌賞(「シティ・オブ・スターズ」、「オーディション(ザ・フールズ・フー・ドリーム)」)と、本年度最多13部門14ノミネートを実現! 

ちなみに、14ノミネートは『タイタニック』と並ぶ史上最多タイ記録なんですって!
どれだけ『ラ・ラ・ランド』が凄いのかがわかりますね。

いやはや、これはもうアカデミー最多受賞も夢じゃないですね。プレゼンターが封筒を開けてニヤニヤしながら「オスカー ゴーズ トゥー………”ラ・ラ・ランド"!」が何回飛び出すか、数えてみたい! そんな期待の高まる『ラ・ラ・ランド』の日本での公開は2月24日。アカデミーの発表前に劇場で観られることを喜びつつ、今回は本作の惚れポイントを紹介しましょう!

まずは、簡単にストーリーの紹介から。

『LA LA LAND』2月24日より全国ロードショー。 監督・脚本:デイミアン・チャゼル 出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、J・K・シモンズ (c) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

L.A.(ロサンゼルス)の映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーでピアノを弾くセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会う。
彼はいつか自分の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて2人は恋におち、互いの夢を応援し合うが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことから、2人の心はすれ違い始める……。

ロスで夢を叶えるために頑張る男女が出会って……というシンプルなストーリーですよね〜。
が、単にわかりやすい話で終わらせるのはもったいないのが、この映画のスゴイところなんです!

惚れポイント1:『Glee!』も『雨に唄えば』好きも惚れる、ダンスシーン!

「ミュージカルって突然歌って踊り出すから苦手」という人いますよね。本作は正直、そういう映画です。いきなり歌いだします、いきなり踊ります。しかしですね、そこで席を立つのはナンセンス!

セバスチャンとミアの夕暮れのタップシーン。フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースのダンスのようで素敵。 (c) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

本作の監督デイミアン・チャゼルは2014年の映画『セッション』でサンダンス映画祭でグランプリを受賞。J.K.シモンズ演じる意地悪な教師に対して、壮絶なドラム演奏で応戦する主人公の姿に魂が震えた! という人も多いはず。

一躍有名になったチャゼルですが、『セッション』よりも前に撮りたかったのがミュージカル映画だったそう。というのも、チャゼルは往年のミュージカル映画の大ファンで、いつか壮大なミュージカルを手がけたいと学生時代から思っていたのだとか。

そんなチャゼルがつくるミュージカルなのですから、本作はダンスシーンの演出がとっても美しいんです。

まず、オープニングでのフリーウェイでのシーン。なんと実際のフリーウェイを封鎖して、6分間ノーカットのシーンを撮影。準備に6か月もかけて撮影されたオープニングは感涙ですよ。『Glee!』が好きな人は、まずこのオープニングで心わしづかみされることでしょう。

ほかにも、チャゼルは『雨に唄えば』や『シェルブールの雨傘』といった往年の映画をイメージしたビビッドな色彩を使って、夢のある黄金時代のミュージカル映画を思い出させてくれます。現代を舞台に描いた作品なのに、どこか古き良き時代を思い起こさせてくれるのも惚れるポイントです。

ミュージカルが苦手な人も、衣装の色合いや演出を楽しむことができるはずですよ!

惚れポイント2:ライアン・ゴズリングがセクシーすぎる!

そして堅実女子必見なのが、ジャズピアニストのセバスチャンを演じるライアン・ゴズリング。

彼の胸筋、分厚いですよ。シャツの上からみても胸板の厚さがわかりますよ。しかも、ダンス上手いですよ。華麗なステップで、エマ・ストーンをリードしている姿に「私もあんな風にリードされたい」と思うのは私だけではないはずです。

ジャズピアノの猛特訓をして生演奏に挑んだライアン。 (C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

ダンスだけではなく、ライアンはこの映画のためにジャズピアノのレッスンを受けたそう。
ピアノの演奏シーンが本作では多数出てくるのですが、彼が本当に弾いていることがわかりますよ。その腕前はなかなかのもので、彼の役者魂を感じます。

ちなみに、本作で共演したシンガーのジョン・レジェンドも彼の演奏について「本当にうまくてゾクゾクした。ピアノを始めて数か月とは思えない腕前だ。正直、悔しかったし、感動したよ」と大絶賛。

もちろん、彼の生歌も本作ではたっぷり楽しめるので、セクシーな声にうっとりしてくださいね。

ハンサムでスタイルも良くて、歌も歌えてピアノも弾けて、ダンスも踊れるライアンに、
「そりゃ、やりすぎだろ!」と男性陣が嫉妬しそうですね。

補足ですが、ライアンは、今年10月公開予定の『ブレードランナー2049』にも出演していますから今後も要注目ですよ!

惚れポイント3:エマ・ストーンのやる気・本気の歌がスゴイ!

続いて注目して欲しいのが、ミアを演じたエマ・ストーン。
彼女は、2014年には『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で、アカデミー賞など数々の賞にノミネート。ウディ・アレン監督作品にも立て続けに出演している、注目の実力派です。

大きな目が可愛い!レトロかつ洗練された衣装にも注目です。 (c) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

本作では、オーディションを受けまくって落ちまくってしまう、売れない女優ミアを好演。正直、歌がうまいのかというと、うーん、普通かも。という感じなのですが、夢を叶える! という願いを歌に込めたシーンは感動すること請け合い。試写室で泣いている人がいたほど、このシーンは素晴らしいんです!

そんな感動を与えるエマ・ストーンの体当たりの歌声に「私もまだまだ人生これから!」と、背中を押される人もいるのではないでしょうか。

ちなみに、本作のサウンドトラックも現在発売中。サウンドトラックも全英チャート1位、全米チャート2位、53の国と地域でiTunes アルバム・チャート1位を獲得!音楽業界も含めて、世界的に『ラ・ラ・ランド』ブーム到来してますね〜。

『ラ・ラ・ランド - オリジナル・サウンドトラック』 2,500 円・発売中。発売・販売元: ユニバーサル ミュージック合同会社

サウンドトラックには、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンのデュエット、エマの魂のこもったクライマックスのトラック、ロサンゼルスのハイウェイを貸し切って撮影されたオープニング・シーンなど感動のシーンを彩る楽曲を収録。

そのほか、映画本編に出演しているジョン・レジェンドの書き下ろし未発表曲も収録しているという、美味しいことだらけのサウンドトラック!

映画を観てから聴くもよし、聴いてから観るもよし、ですよ。

惚れポイント4:夢か恋愛か……悩ましい演出がたまらん!

本作は、夢を叶えるために奮闘する男女の姿を描いていますが、夢を叶えるという言葉。最近、口にしていますか? ちょっと恥ずかしくて堂々と言えないですよね。

セバスチャンの夢は、ロスにジャズクラブをつくること。 (c) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

社会に出て働いていくと、ついつい日常に没頭してしまいますが、「そもそも自分の夢って何だったんだろう?」そんなことを『ラ・ラ・ランド』を観て感じることができます。

夢を叶えるためにはどうしたらいいのでしょう?

何かを棄てなければならないこともあるし、何かを諦めなければならないこともあります。
勇気を振り絞って一歩前に出ることも必要ですよね。

恋するふたりの行方はいかに! (c) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

この映画には、そんな苦悩がぎゅーっと詰まっています。自分がミアだったらどんな選択をするか、恋人がセバスチャンだったらなんて言うかな。そんなことを想像して、自分の人生に置き換えて観るのも、楽しさのひとつ。

何が正しい選択なのかは、その人それぞれ。『ラ・ラ・ランド』で夢について、考えてみるのもいいかもしれません。

とにかく、映画館でセバスチャンとミアの素敵な夢を一緒に楽しんでください。夢心地の2時間が味わえること間違いなしです!