イタリアのレストランで“しつけの良い子割引”がスタート(出典:http://www.corriere.it)

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『cnbc.com』がこのほど、ベネチアにほど近いイタリア北部のパドヴァという町から飛び出した興味深い話題を伝えた。あるレストランの主人はしつけの良い家族連れに出会うと、それを理由に飲食代金を割り引いているという。

日本の飲食店であっても幼い子が店内を走り回る光景は愉快なものではない。給仕する側にとってはまさにモンスターの存在であろう。子供と衝突して皿や丼をひっくり返すようでは大迷惑。しかし熱い汁を頭にかぶって子供がやけどしようものなら、さらに大変な事態となるからだ。

「危険だというのにワインバーの周りではしゃぎ、キャッキャと走りまわる幼い子供たち。トイレの水をジャージャー流す、よそのテーブルの邪魔をする、もう本当に行儀が悪いんだ。そんなわが子に親は何も注意しないし、こっちがヘタに注意すれば逆恨みされたり非難されたりする。毎日ウンザリする光景なだけに、良くしつけられた子供を連れたファミリーがまれに来店すると嬉しくなるね。」

メディアの取材にこんな風に話したのは、イタリア・パドヴァでレストランを切り盛りしているアントニオ・フェラーリさん。家族との昼食に何時間でもかけるという習慣を大切にしている国は多いが、お隣のフランスでは子供たちがもっと大人しく席に座っていることを知ってショックを覚えたとのこと。イタリアの状況を考え「叱って悶着を起こすよりは友好的なアプローチで躾の大事さを感じてもらえれば」としてアントニオさんは飲食代金の合計から5%を値引く“しつけの良い子割引”を思いついた。これまで計4つの家族がこの割引を受けたとのこと。チップを考えると客に極端な得感はないだろうが、自分たちの子育てに対する店主からの称賛と敬意だけは嬉しいに違いない。

なお、イギリスには「カフェは静けさを求める客のためにある」という観点から、5歳未満の乳幼児は入店お断りとする「The Organic Kitchen」がオープンし、是か非かと物議を醸していた。乳児が泣くことは止められない。しかし3歳も過ぎれば最低のマナーが身についていると期待されるもの。それをしつけない親が増えてきたということなのであろう。

出典:http://www.corriere.it
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)