近ごろ1杯といえば、話題はもっぱらコーヒーではあるが、このところ紅茶関連で新たな楽しみ方を提案する商品が増えている。

 朝に始まり、ランチ後やブレイクタイムの1杯と、現代社会はとにかくコーヒーを飲む機会が多い。しかし、ホッとひと息の1杯なら、こちらもお忘れなくとばかりに「紅茶」にも気になる商品が続々と登場している。

 おなじみの形状に、プラスおいしさアップの工夫あり。セイロンティーなど全10種の味が用意された「デイリーブレンド」は、紅茶のティーバッグだ。ただしお湯を注ぐ際に、持ち手となる先端部分が一般的な商品とはちょっと違う。同商品には「フタ」がつく。このフタがカップを覆い、ティーポットのように茶葉を蒸らす。しかも茶葉の量はマグカップで約2杯分と多め。したがって手軽に、かつたっぷりと豊かな味わいの紅茶を楽しむことができる。もっと本物の紅茶を、そして現代の生活スタイルに即した紅茶との接し方の提案をと企画され、価格は1つ300円から480円(税別)のこのティーバッグ、製造、販売するのは、ラダーズティーカンパニー(東京都墨田区)。

 2つがひとつになると、紅茶を楽しむ世界が広がる。ティーポットとタンブラーが合体したのが、mhエンタープライズ(東京都台東区)の「ビタントニオ ツイスティー(2,400円・税別)」だ。使い方は、茶こしフィルター部分に好みの茶葉を入れて上下を反転。飲み口となる部分からお湯を注ぐ。抽出後は再び上下を反転させ、茶こしフィルター部分をひねり、茶葉と抽出されたお茶を分離。これにより、抽出濃度が飲み終えるまで変わらないのが特徴となっている。茶葉は、紅茶はもちろんのこと日本茶なども使える。また水だしも可能。同商品があれば、オフィスなどどこででも旨い1杯を傍らに、ひと息つくことができそうだ。

 紅茶の種類では、ワインの原料を使った紅茶も生まれている。ワイズディーネットワーク(栃木県宇都宮市)の新商品「アンコール・ビス(2,480円・税込、50グラム)」は、ワイナリーがワインの原料として用いた高級赤ブドウを乾燥させ、インド原産の茶葉と独自の製法でブレンドしたもの。味の特徴は新しいおいしさ。ひとたび口にすれば、何度でもおかわりがしたくなるそうだ。ちなみに同商品、ワイン紅茶とも呼ばれているがノンアルコールとなっている。

 普段はコーヒー派という人も、新たな紅茶の楽しみ方で優雅なお茶の時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]