15日、韓国・オーマイニュースは、韓国の列車内で繰り広げられる、幼い子どもを持つ母親や妊婦と高齢者の「座席戦争」の様子を伝えた。写真はソウルの地下鉄。

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2017年2月15日、韓国・オーマイニュースは、韓国の列車内で繰り広げられる、幼い子どもを持つ母親や妊婦と高齢者の「座席戦争」の様子を伝えた。

地下鉄車内には日本同様に「優先席」があり、さらにソウルの地下鉄には2013年12月以降、「ピンク席」と呼ばれる「妊婦優先席」が1車両に2座席ずつ設置されている。こうした優先席の利用をめぐっては日本でもたびたび論争が起こることがあるが、韓国では特に、高齢者と妊婦との闘いが激しいという。「最近の若い人は何がそんなに大変で優先席に座るのか分からない」というのが高齢者側の主張だ。

昨年9月の暑い日には、ベビーカーを引いて地下鉄に乗ったものの空席を見つけられずにいたある妊婦が、優先席に陣取った高齢者の攻撃対象になってしまった。ベビーカーに乗せた子どもが半袖だったのを見た高齢者らが、席を譲ることもなく、「子どもが風邪を引いたらどうするんだ」などと言い出したという。この妊婦は以降も地下鉄で同様の小言攻撃に遭うことが多くなったため、その後、保健所を訪れより目立つマタニティーマークを受け取った。

この報道に韓国のネットユーザーからは2000件以上のコメントが寄せられているが、多くは若い世代の投稿のようだ。「子どもを連れて外出すると小言ばかりの高齢者が多いことにびっくりする。自分が育てているわけでもないくせに」「100%共感。妊娠するたびに世の中の厳しさを感じる」と記事の内容に共感を示すコメントや、「高齢者の無料乗車制度を廃止すべき(韓国では65歳以上は無料で地下鉄を利用できる)」「テレビでドキュメンタリー番組を制作して高齢者の認識改善を図ってくれたらありがたい」と解決策を講じるコメントが多く寄せられている。

中には、「読んでる間中この社会に怒りと恥ずかしさを覚えた」「それなのに政府は『出産率が低下している』だって」と現在の韓国社会を批判するコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)