健康を意識する人たちの中には、酵素のパワーに注目している人も多いはず。生きていく上で欠かせない栄養素といえば、炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素やビタミン、ミネラル、食物繊維などが知られていますが、最近では酵素の働きも認められ、人が生きていくためになくてはならないものとされています。ただし、酵素を摂取しようと一生懸命に野菜を食べても、食べ方によっては多くが体外に排出されてしまっているのをご存知でしょうか。野菜を摂取するにあたり、量を気にする人が多いですが、内容を見直してみましょう。ではどうすれば酵素を効率的に摂取できるのでしょうか?

そもそも酵素とは?

酵素は私たち人間の体の中で起こるあらゆる化学反応に関わっています。酵素には消化を助ける「消化酵素」と、運動や呼吸、ウイルスと戦う、老廃物の排出など、人間の基本的な生命活動を助ける「代謝酵素」などがあります。実は人間は自分で酵素を作ることができます。しかしその量は限られていて、さらにストレスや疲労、揚げ物の摂取や喫煙などでも酵素はたくさん使われ減ってしまいます。そのため、体の外部から取り入れる「食物酵素」で補う必要があるのです。つまり食物酵素が含まれた食品を多く摂取する必要があるということです。

野菜はすりおろすことで酵素が三倍にも!

酵素は熱に弱く温度が50度ほどになると死んでしまうため、生で食べることは鉄則ですが、それでも普通にサラダで食べるだけでは細胞内の酵素のほとんどは体外に排出されてしまいます。酵素を効率的に摂るには、食べる前の段階で酵素を強化し、吸収しやすい状態にする必要があります。そこで有効なのが“すりおろし”です。すりおろすと野菜や果物の細胞の膜が破れ、中に閉じ込められていた細胞内の酵素があふれ出し、酵素が活性化されます。果物や野菜はすりおろして食べると体内での酵素の働きが2倍にも3倍にもなることが分かっているのです。

すりおろしに向いている食材は?

大根、人参、かぶ、玉ネギ、長芋、きゅうり、生姜、キュウリ、セロリ、ニンニク、レンコン、りんご、梨、柿などはすりおろしにおすすめ。サラダのドレッシングにあえたり、肉料理の付け合わせにしたりするのはもちろん、納豆やヨーグルトなどの発酵食品にまぜるのもいいでしょう。

皮はむかずにすりおろそう

料理のとき何気なくむいてしまう野菜や果物の皮ですが、すりおろすときはぜひ皮ごとすりおろしてみてください。酵素は、野菜や果物の皮の近くにより多く存在しています。そのまま食べると食感が気になることもある皮ですが、すりおろすと気にならないことが多いです。できるだけ農薬を使っていない野菜を選ぶと安心ですが、気になる場合は流水でしっかり洗い流すか、ピーラーを使い薄く皮をむいてもいいでしょう。

野菜を上手におろすポイントは?

すりおろしに使うおろし器は、切れ味が良く野菜の細胞膜を確実に壊す金属製のものや、酸化を防ぎ手入れも楽なセラミック製などがおすすめです。自分で使いやすいものを試してみるといいでしょう。手が疲れてすりおろしが面倒という人ために、最近では電動のすりおろし器も出ています。また、すりおろしたらなるべく早く頂くことも大切です。酵素は時間とともに減ってしまいますので、おろしたらできるだけすぐに食べきることを心掛けましょう。


writer:サプリ編集部