誰もが一目ぼれするという妖艶な美女役に

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 女優・歌手の中山美穂が、東山紀之主演で松本清張の傑作ミステリーをスペシャルドラマ化する「花実のない森」に出演することがわかった。ともに1985年にデビューし、“花の85年組”と謳われた2人が、今作でドラマ初共演を飾る。

 「花実のない森」は数ある清張作品のなかでも、テレビドラマ化されたことがなかった隠れた名作。仕事もルックスも完璧なクリエイティブプランナー・梅木隆介(東山)は、ドライブの帰りに謎めいた美女・みゆき(中山)に出会い、その美ぼうの虜になる。しかし、みゆきに近づく男が次々と不審死を遂げていく。梅木は自らの危険もかえりみず調査を開始し、やがてある真相にたどり着く。

 80年代後半に工藤静香、南野陽子、浅香唯と並んで“アイドル四天王”と称された中山が、清張作品、さらに2時間ミステリーに初出演。東山と再会を果たしたことに触れ、「東山さんはどうしたって昔のまま変わらないですし、自分が思っていた昔のイメージのままいらっしゃるから、最初ちょっと戸惑ってしまった」と笑い、「今回私は、主演である東山さんについていく、というか。おともする気持ちで演じさせていただいたのでとても頼もしかったですし、助けられた部分がたくさんありました。東山さんと私2人の歴史も作品の中に影響していくのだと思いますし、視聴者の方にも、長い歴史、背景をなんとなく感じながら見ていただける」と語っている。

 一方の東山は、「中山さんとは85年デビューのいわゆる同期。歌番組では過去に一緒になったことはありますが、ほとんど話をしたことがなくて」と当時を振り返る。それでも「一緒にデビューをして、30年の時を経て、共演させて頂く。今まで30年かけて、人間構築をそれぞれお互いしてきました」と年月に思いを馳せ、「清張先生の作品は人間ドラマなので、それがいい方に作用してくれると嬉しいです。役の性質上、中山さんとは現場でペラペラと話せなかったのですが、そういう意味での距離感を大事にしています」と述べている。

 ドラマ特別企画「花実のない森」は、テレビ東京系で3月29日の午後9時放送。