旅の目的にしたい イベント・祭り・フェス スクール・ナーランダ

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【土曜日 6:00更新】
365日の中で、この日だけしか見られない景色、会えない人、体験できないことが日本中にはたくさん。旅の目的にする価値のある、イベントやお祭り、フェスをご紹介。

◆生きるためのヒントを学ぶ寺子屋が富山に開校

「スクール・ナーランダVol.1 京都」の様子。本願寺や伝道院で開催された

2月5日に京都で開催され、好評を博したイベント「スクール・ナーランダ」。このイベントは、10?20代のこれから社会に出ようとする若者たちに向けて、浄土真宗本願寺派が開校した学びの場。仏教をはじめ、科学や芸術、哲学などの様々な分野の知恵を集め、それらを学び、“生きるための軸”を作るヒントを得られる場にしようと開催されたそう。そんな「スクール・ナーランダVol.2富山」が3月4日(土)、5日(日)に行われ、舞台は富山県の飛鳥山善興寺。テーマは「『土徳?土地からのいただきもの』が育むものづくり」で、仏具の日本シェア95%を誇る“仏具の里”ならではの授業が受けられる。

◆多彩な講師と授業スタイルでそれぞれの学びに出会う

講師のひとりで美術家の内藤礼氏の作品。撮影:鈴木研一

授業を担当する講師は善興寺の住職・飛鳥寛静氏といった僧侶だけでなく、それぞれの分野の第一人者も。明治から続く工房の四代目である鍛金職人・島谷好徳氏や広島県出身の美術家・内藤礼氏、僧侶で天文学者でもある観山正見氏などが、ものづくりについて語る予定。また、授業は講義を受けるスタイルだけでなく、対談、ディスカッションなどもあるので、さまざまな意見に触れられそう。講師陣の多方面からの話が聞けるから、自分なりのヒントに出会えそう。


版画家・棟方志功の作品。富山で浄土真宗に触れ、有名な仏を題材にした作品を作ったとされている

また、会場の善興寺では20世紀の美術を代表する版画家・棟方志功氏が富山に移住していた時代に残した大作が展示されており、間近で見学することも。


砂型を使い鋳物の作品作りが体験できる

他にも富山県高岡市で400年以上の伝統がある鋳物の作品作り体験や、寺院用のおりんを明治より作り続ける鍛金工房の見学など盛りだくさん。話を聞くだけでなく、実際に目で見て体験して、歴史あるものづくりに触れられる。


他の参加者と交流しながら食事ができるのも魅力

ちなみに授業の合間にある昼食では、この地域の郷土料理が振舞われ、舌でも富山の歴史を体感できる。

◆若手スタッフが参加者目線で企画運営してるから気軽に学べる

「スクール・ナーランダVol.1 京都」の様子

お寺が会場で浄土真宗本願寺派が開催しているイベントと言うと、ちょっと堅苦しかったり、内容が難しかったりしそうだけど、企画運営には大学生を中心とした20代のスタッフが参加しているのだとか。「20代のスタッフが僧侶らと会議を重ねながらイベントの準備をしてきました。彼らの意見が企画や運営に反映されているので、10?20代の方にマッチした内容になっています」とPRを担当するCasokdoの篠原礼子さん。

社会に出て生活していると、どうしてもうまく行かないことは出てくるもの。そんな時でも生きて行くためのヒントを探しに、現代の寺子屋に入学してみては?



飛鳥山善興寺、他
TEL. 03-3842-8780
富山県高岡市中田4500-1
アクセス/東京メトロ銀座線ほか浅草駅1番出口より徒歩約5分
開催期間/2017/3/4(土)、5(日)
参加費/1日2,000円、2日(両日)3,000円(ともに昼食付き)
対象/15?29歳
定員/50名
申し込み/メールまたはファックスにて、2月20日(月)締め切り

TEXT/MARIA KAWASHIMA ILLUSTRATION/HONGAMA