3失点を喫したが好セーブで試合を締めた浦和レッズGK西川周作

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[2.18 富士ゼロックススーパー杯 鹿島3-2浦和 日産ス]

 3失点こそ喫した。しかし、幾度となく訪れる危機をビックセーブでしのぎ、試合を締めたのも事実だ。「今年初めて90分プレーした」という浦和レッズGK西川周作だったが、改めて存在感を示すことになった。

 序盤から鹿島にゴールを脅かされる場面を創出される。前半21分にはMF遠藤康のマイナスのパスからFW金崎夢生に強烈なミドルシュートを枠内に飛ばされながらも、横に飛んだ西川の手に触れたボールはポストを叩いて難を逃れる。さらに同28分には左サイドを突破した金崎のクロスの流れから遠藤康に決定的なシュートを放たれるも、距離を詰めてストップに成功した。

 多くの危機を迎えながらも「GKとして最悪な状況は常に想像しているし、一番ミスをしてはいけないポジション。逆にたくさんシュートが来た方が乗っていけるところもあるので、そこはポジティブに捉えながら、守るところはしっかり守ろうとしていた」と最後方からチームを支えた。

 しかし前半39分に遠藤康に鮮やかな直接FKからネットを揺らされると、同43分には金崎のシュートのはね返りを遠藤康に決められて2点を奪われてしまった。だが、後半21分にはDF西大伍のクロスから至近距離で放たれたMF土居聖真のヘディングシュートを阻むなど、追加点を許さずに攻撃陣の奮起を待つ。すると、同29分にFW興梠慎三、同30分にFW武藤雄樹がゴールを陥れてチームは同点に追い付いた。

 勢いに乗って逆転したいところだったが、「最後は中途半端になって、やられてしまった」と悔しさを滲ませたように、DF遠藤航との連係ミスを突かれてFW鈴木優磨に決勝点を献上してしまった。

「昨年(チャンピオンシップで)負けた相手だし、同じようなことは繰り返したくないと思って臨んだ」試合で2-3の敗戦。だが、「体的にもスイッチが入った」と今年初めてフル出場した試合を振り返ると、「良いところも悪いところも出たと思うので、ACLに活かしていきたい」と3日後の21日にアウェーで行われるACLグループリーグ第1節ウェスタン・シドニー戦に視線を移した。

(取材・文 折戸岳彦)