鹿島アントラーズが浦和レッズに勝利【写真:Getty Images】

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【鹿島アントラーズ 3-2 浦和レッズ ゼロックススーパーカップ】

 ゼロックススーパーカップの鹿島アントラーズ対浦和レッズ戦が18日、日産スタジアムで開催された。

 前年のJリーグ王者と天皇杯王者の対戦として行われるシーズン最初の公式戦だが、2016シーズンは鹿島が両大会を制して"二冠"を達成。J1で最多勝ち点を獲得しながらもチャンピオンシップで鹿島に敗れてタイトルを逃す悔しさを味わった浦和がリベンジを期してこの試合に臨むことになった。

 だが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でのオーストラリア遠征を直後に控える浦和はDF槙野やMF柏木らが欠場。一方の鹿島は新外国人選手のGKクォン・スンテ、MFレオ・シルバ、FWペドロ・ジュニオールらが先発に名を連ねた。

 試合は前半から王者・鹿島が優位に進め、決定的な形で浦和ゴールに迫る形を量産。21分には金崎の鋭いシュートがゴール枠を捉えたがGK西川が見事に反応し、西川の手に触れたボールは右ポストを叩く。28分にも波状攻撃から遠藤康や小笠原のシュートがゴールを脅かした。

 それでも39分には鹿島が良い流れを先制ゴールに繋げる。西が倒されてエリア手前右寄りの位置でFKを獲得すると、レオ・シルバも蹴る素振りを見せつつ遠藤康が左足でキック。壁の上を越えて落ちたボールがゴール右隅に突き刺さった。

 さらに鹿島は前半のうちにリードを広げることに成功。43分、土居のパスでゴール前に抜け出した金崎のシュートはまたも右ポストに阻まれたが、こぼれ球に再び遠藤康が反応。西川の必死のパンチングも及ばずボールはネットに収まった。その直後にも土居のシュートがゴール枠を叩くなど、鹿島の優位が際立つ展開でハーフタイムを迎えた。

 反撃に転じたい浦和は、後半開始から昨季チーム得点王のエース興梠を投入。ズラタンの2本のシュートなどで鹿島ゴールを脅かすと、72分にはエリア内で仕掛けた興梠が小笠原に倒されてPKを獲得する。これを興梠が自ら決めて1点差に詰め寄った。

 さらにその1分後、浦和はあっという間に試合を振り出しに戻してしまう。交代出場の関根のクロスにズラタンが合わせたシュートはポストを叩いたが、こぼれ球を武藤が押し込んで2-2。浦和の連続ゴールで勝負の行方は全く分からなくなった。

 だが、鹿島も交代選手の働きで再び勝利をたぐり寄せた。前線へのロングボールに対して遠藤航が対応し、追いかける鈴木優磨との間に体を入れたが、そこから西川へバックパスを送ろうとしたボールが弱くなってしまう。諦めず追っていた鈴木がこのボールを奪い取って西川を破り、鹿島に再びリードをもたらした。

 試合はそのまま終了を迎え、3-2で鹿島が勝利。昨シーズンに続いての勝負強さを見せつけ、今シーズンの初タイトルを手に入れた。

【得点者】
39分 1-0 遠藤康(鹿島)
43分 2-0 遠藤康(鹿島)
74分 2-1 興梠慎三(浦和)
75分 2-2 武藤雄樹(浦和)
83分 3-2 鈴木優磨(鹿島)

text by 編集部