書店に行けば断捨離関連の本がずらりと並び、雑誌でも持たない暮らし、片付けなどを取り上げた特集が多く組まれています。「断捨離」は2010年の流行語大賞にもノミネートされましたが、もはやブームを超えてすっかり定着した感がありますね。ただ最近では、本来幸せになるために始めた断捨離で、夫婦仲に亀裂を生じさせてしまうケースも多く報告されているのです。

そもそも断捨離って?

断捨離は片付け術の一つで、「使える物かどうか」ではなく「自分が使う物かどうか」で手元に置く物と捨てる物を判断します。ヨガの「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」の頭文字を略したもので新しく入ってくる物を断ち、必要ないものを捨て、物への執着から離れるという意味があるそう。

断捨離をパートナーに強要するのは危険!

断捨離にはまり、片付けをしている人の頭を悩ますもの第一位は「家族の持ち物」。特に男性の中にはコレクション癖がある人も多く、多くのミニマリストたちの断捨離の壁となります。そんな時に「これがなければ部屋がすっきりするのに」「使ってないから要らないのでは」と断捨離を無理やり押し進めるのはちょっと待ってください。

トラブル回避のために、してはいけないこと

当然といえば当然ですが、夫婦といえども他人であり、別の人格を持つ一人の人間です。価値観は人ぞれぞれで、大切に思うことも当然違うのです。大切なものを要らないものと決め付けられ、口うるさく「捨てて」と言われたら、誰だって嫌に思いますよね。

そもそも男性の収集癖は狩猟時代の本能の名残であるとも言われ、気に入った物を自分のそばに置くことで安心感や満足感を得られることが分かっています。収集癖のせいで家計が苦しかったり、住居スペースに影響が出て困っているような場合を除いては、夫婦といえども他人が口を出してやめさせることができるものではないと思った方がよいでしょう。

また当然ですが、家族の物を「勝手に捨てる」のも絶対にやめましょう。一度でも相手の大切な物を勝手に捨ててしまうと、その後信頼を取り戻すのは大変です。断捨離とは本来居心地の良い空間を作り、生活をより良くするためのものだったはず。断捨離が原因で夫婦仲が円満でなくなってしまえば、家の中は居心地の良い空間にはなりませんよね。断捨離に熱中するあまりに大切なことを見失わないよう、今一度夫婦関係を見直してみてはいかがでしょうか。


writer:サプリ編集部