日本国内では見かけない場所はないと言ってもいいほど、ありとあらゆる場所に無数に存在している自動販売機。ちょっと喉が渇いた時に小銭を入れてボタンを押せばすぐに買えるのが何と言っても大きな魅力だ。近ごろは電子マネーを利用できる販売機も増えており、その利便性はますます高まっている。(イメージ写真提供::(C)Anirut Rassameesritrakool/123RF) 

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 日本国内では見かけない場所はないと言ってもいいほど、ありとあらゆる場所に無数に存在している自動販売機。ちょっと喉が渇いた時に小銭を入れてボタンを押せばすぐに買えるのが何と言っても大きな魅力だ。近ごろは電子マネーを利用できる販売機も増えており、その利便性はますます高まっている。

 中国メディア・天下網商は17日、日本にこれほど多くの自動販売機が存在し得る理由についてまとめた記事を掲載した。記事は6つの点から、日本で自動販売機の設置が商売として成り立つ理由を考察している。1点目には労働コストの高さを挙げた。メンテナンス以外や定期的な商品の補充以外に人手がかからない自動販売機は究極のコストカット策、といったところだろう。

 2点目は、人口密度の高さと不動産価格の高さ。店を出すスペース、商品を置くスペースも確保が難しく、確保したとしても高い家賃で経営が圧迫するという日本ならではの問題を、自動販売機はスマートに解決してくるというのだ。そして3点目の「犯罪率の低さ」も非常に重要な点だ。

 4点目には日本の現金主義を挙げている。今でこそ電子マネーが使える自動販売機も多いが、基本はやはりコイン。常に現金を持ち歩く日本人と、コインを入れれば買える自販機は親和性が高かったという分析である。5点目は、日本社会に存在する自動化に対する憧れを挙げている。

 そして最後の6点目では、単に販売装置としてだけではなく、情報提供や災害時の活躍を期待されている点について論じている。地震多発国の日本では、災害発生時に行政からの指令によって無料で飲料などを提供できる機能を搭載した販売機が増えているほか、電光掲示板を備えて各種情報を提供できる販売機も少なからず存在することを伝えた。

 地理的な要素、社会的な要素、経済的な要素など、さまざまな要素が存在してこそ、日本の自動販売機文化はここまで発展したと言える。これほどまで数多くの条件を備えた国は日本以外にはないかもしれない。中国国内でも最近では様々な自動販売機が開発され、街頭に出現しているようだが、日本のような爆発的普及を実現するには、揃えなければいけない条件が数多くありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Anirut Rassameesritrakool/123RF)