日本の治安の良さは中国でもよく知られている。日本ではスリの心配なく財布をポケットに入れて歩けるし、窓に鉄格子を設置しなくても安心して眠ることが可能だ。中国メディアの中国日報網は15日、「日本ではほとんど銃撃事件が起きない」と伝え、その理由を分析する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の治安の良さは中国でもよく知られている。日本ではスリの心配なく財布をポケットに入れて歩けるし、窓に鉄格子を設置しなくても安心して眠ることが可能だ。中国メディアの中国日報網は15日、「日本ではほとんど銃撃事件が起きない」と伝え、その理由を分析する記事を掲載した。

 記事は、2014年に日本で発生した発砲事件は「わずか6件」だったが、米国では3万3599件もあったと紹介、日本がいかに治安が良いかを強調した。この理由について、「銃を買いたくても簡単には手に入らない」ことにあると分析。日本の銃所持率は100人当たり0.6丁だったのに対し、英国は6.2丁、米国では88.8丁であり、銃の所持数に大きな差があると指摘した。

 銃の所持は多くの国で制限されているが、日本の銃所持率がここまで低いのはなぜか? それは日本で銃を取得するのが非常に面倒で難しいからだという。日本での銃所持には銃砲所持許可証が必要だが、そのためには講習を受講して筆記試験に合格し、さらに技能試験にも合格する必要がある。しかも銃を保持して良い人物かどうかの細かな調査もあり、最後に銃砲所持許可証が交付されるのにも、医師の診断書などの書類が必要だ。このように時間と手間がかかるため銃の所持率が低いのだと記事は分析した。

 さらに、所持できるのは猟銃や空気銃に限られ拳銃は許可されず、銃砲店の数も制限されていると紹介。銃と銃弾は別々に保管しなければならず、警察は保管場所を把握している必要があると伝えた。さらに警察はすべての銃に対して検査を行い、期限が切れたら再び講習に参加し、テストに合格しなけばならない。このように条件が非常に厳しいため、日本では大規模な銃撃事件が発生しないのだと論じた。

 これだけ厳しいにもかかわらず、日本では銃の所持に対して不満の声が聞かれないのはなぜだろうか。記事は、「日本は戦争の経験から平和主義になったため、武装しなければ平和は続くと信じられているから」だと主張。そのため、日本国外からは「文明社会において銃の存在価値はないと示した」、「銃所持は国民の自由ではない」という考え方が高く評価されてきたと伝えた。

 米国では銃乱射事件が起きるたびに銃規制が叫ばれるものの、なかなか実行できていない。やはり銃がなければこのような事件は起きようもないことであり、日本の銃規制は日本社会の治安に一定の貢献をしていると言えよう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)