17日、環球時報は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件について、「韓国の保守派は(今回の事件を)米軍のTHAAD(高高度防衛)ミサイル配備に利用しようとしている」と伝えた。写真はクアラルンプールの空港。

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2017年2月17日、環球時報(電子版)は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が滞在先のクアラルンプールで殺害された事件について、「韓国の保守派は(今回の事件を)米軍のTHAAD(高高度防衛)ミサイル配備に利用しようとしている」と伝えた。

記事は、正男氏殺害について、「韓国の一部の議員はTHAAD計画推進に利用しようとしている」と指摘。韓民族新聞が、「今回の事件で北朝鮮に対する国際社会のイメージがさらに悪化した」と報じていることを紹介、韓国の保守派議員から北朝鮮に対する敵意を露わにし、「正恩氏が指示したことは明らかだ」と批判の声が挙がったことを伝えた。

さらに韓国のネット上でも、「得をするのは朴槿恵(パク・クネ)大統領と与党の自由韓国党(前セヌリ党)だけだ」との意見が出ている一方、韓国・朝鮮日報は「左派のネット利用者が『陰謀論』をまき散らしている」と報じていることも伝えた。

記事は、自由韓国党系の議員の一人の「金正恩は国外には武力を誇示し、国内では粛清による恐怖政治を敷いてきた。正恩の毒攻撃がいつミサイルに変わり、韓国へ飛んで来るかわからない」という言葉を紹介し、「韓国の保守派は、正男氏殺害を受けてTHAADの重要性を強調する意向だ」と伝えている。(翻訳・編集/大宮)