ご飯を食べているときも、電車に乗っているときも、このサイトを見ているたった今でさえ、頭の中は忙しく、いつも何かを考えてしまうのが私たち現代人です。でも気付くと思考は堂々巡りで、考えることでストレスが溜まったりマイナス思考になっていたりしませんか? あるいは結論の出ないことやと多い将来のこと、戻せない過去に思いをめぐらせ疲れていませんか。そんなときにおすすめしたいのが、最近メディアなどでも取り上げられ、話題になっているマインドフルネスです。

マインドフルネス

マインドフルネスとは一般的に「今自分に起こっていることを、そのまましっかりと認識すること」そしてその状態になるための、瞑想によるメンタルトレーニングを指して使うことが多い言葉です。そもそもマインドフル(=Mindful)は、直訳すれば「注意深いこと」。今この瞬間に注意深く、意識的になること、その考え方や在り方そのものをマインドフルネスというのです。

マインドフルネスのルーツは、仏教の瞑想法(止観)にあるとも言われています。マインドフルネスではない状態というのはマインドレスの状態。例えば食事中にスマホをしながら食べると、食事の内容が五感に響きませんから記憶に残りません。後から詳しく食感や香りを思い出そうとしても、もうそれを体験することはできません。つまりマインドレスであることで、私たちは損していることが多いのです。

マインドフルネスはいいことだらけ

アップルのスティーブ・ジョブスが瞑想実践者だったのは有名ですが、近年では多くの有名企業でも組織的にマインドフルネスに取り組んでいます。欧米では瞑想やマインドフルネスの効果が、様々な研究機関で科学的に実証されているのです。マインドフルネスの効果としては…

学習能力、記憶力が向上集中力が高まる創造性が高まるストレスが原因による体の不調、うつ病などの改善思いやり共感力が高まり優しい気持ちになれる免疫力がアップする

などが挙げられます。共感力や創造性といったものは、チームプレーが基本である仕事においてとても役立つもので、多くの企業が取り入れているのも頷けますよね。もちろん、個人としても嬉しいことだらけです。

マインドフルネスは今すぐできます!

基本的なマインドフルネスは、呼吸による瞑想です。やり方は「ゆったりと楽な姿勢で座り、目を閉じてゆっくり呼吸をする」それだけです。その際に呼吸の数を数えたり、お腹に空気が入り出ていく様子を「膨らむ」「縮む」と心の中でつぶやいたりして、集中して呼吸だけを感じるようにします。しかし、これを実際やってみると、数分もたたないうちに様々な雑念が頭の中に現れることが分かります。

そんな時もいちいち残念に思ったり、上手くいかないと嘆かなくても大丈夫。つい考え事が浮かんでしまって意識がそれたら、深く気にせず、気付いて手放す、そしてまた呼吸に集中する、それを繰り返します。そうすることで意識をコントロールする力が身に付くようになり、日常の中でもネガティブな考えやイライラする気持ちを上手に手放せるようになるはずです。

呼吸以外のマインドフルネス

呼吸を意識した瞑想がマインドフルネスの基本ですが、慣れてきたら他にも様々なシーンで当てはめることができます。例えば、歩く時に「右足・左足・右足・左足」と、自分の足が大地について離れていくただそれだけに集中します。また食事の際は五感をフルに使って、目の前の食べ物をゆっくりじっくりと噛みしめて味わうこと。そうすることで摂取カロリーも抑えられる嬉しい作用も報告されています。

瞑想というと、座禅を組んでじっとしていなくてはならないイメージがありますが、マインドフルネスは考え方、在り方であり、いつでもどこでも始められるものなのです。ぜひ、日常のあらゆるシーンでマインドフルネスを取り入れて、ストレスをコントロールする力を身につけましょう。


writer:サプリ編集部