ネット検閲を通知するアプリ 「自由を推進する団体」が開発

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ここ数年でTor(トーア)プロジェクトの名前をニュースで見聞きする機会が増えている。Torのミッションは「無償でオープンな匿名化技術を開発し、人権の保護と人々の自由を推進すること」だ。

そのTorプロジェクトが生んだソフトウェアの一つにOONIがある。OONIを使うとユーザーは自分のオンライン活動が監視されたり、妨害されていないかを確認できる。

例えばプロバイダがネットフリックスのトラフィックを制限していないか、ファイル共有ツールのBitTorrent関連サイトへのアクセスを妨害していないかといったことも分かる。あなたが中国にいたとしたならば、政府のネット検閲が接続を妨害していないかも確かめられる。

そんなOONIの技術をモバイルで利用してみたい人に、スマホアプリ「ooniprobe」がリリースされた。iOSとアンドロイドの両方に対応している。このアプリはシンプルで親しみやすいインターフェースで接続の調査ができ、Measurement Labの協力によりネットの接続スピードのテストも可能になっている。

グーグルプレイ上のユーザー評価は「4.7」と、かなりの高評価だが、使用する際には注意も必要だ。例えばプロキシをキャッシュする行為は、サイトへのアクセス速度を向上させる効果があるが、このアプリは妨害として検知する場合がある。

また、検閲や妨害を検知する目的で、このアプリはあらかじめ定義したサイト群(様々な動画サイトやドラッグ関連のサイトも含む)へアクセスする。なぜドラッグ関連のサイトにアクセスするかというと、その手のサイトは検閲対象になりやすいからだ。職場や学校等で使用する場合は、慎重に行ったほうが良さそうだ。