16日、ラジオ・フランス・アンテルナショナルの中国語版サイトによると、英大学評価機関クアクアレリ・シモンズ社が発表した最新の「学生にとって良い都市ランキング」で香港が11位となり、初めてトップ10の座から転落した。写真は香港大学。

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2017年2月16日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の中国語版サイトによると、英大学評価機関クアクアレリ・シモンズ社(QS)が発表した最新の「学生にとって良い都市ランキング」で香港が11位となり、初めてトップ10の座から転落した。

昨年のランキングで香港は5位だったが、今年のランキングでは大きく順位を下げて11位となり、ソウルと東京に抜かれてアジア3位に転落した。項目別では家賃の高さを含む費用面と国際化レベルで大きく順位を落としたほか、汚染の悪化、汚職のまん延といった要素も足を引っ張ったようだ。

記事は、香港が順位を下げた原因の1つとして、香港の外からやって来る学生の大半が中国本土の学生であることを挙げている。香港政府が示したデータによると、2015年から2016年にかけて香港の大学本科課程に在籍した非香港人学生1万5730人のうち、中国本土の学生が1万1893人と76%を占めたことが明らかになった。「汎民主派」の立法会議員からは「香港の国際化はもはや、中国本土化に成り代わった」との指摘が出ているという。

また、香港の大学の国際化をめぐっては、立法会の決算委員会が15日に「昨年大学の学士課程に入れたはずの学生が2万2000人いたのに対し、定員は1万5000人のまま。香港の大学に入れない香港人学生が7000人いる」との報告書を発表。「より多くの現地学生を受け入れられるリソースを持ちながら、それを非現地学生に回している状況は受け入れられない」と不満を示しているという。(翻訳・編集/川尻)