世界ランキング5位の錦織圭

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2006年の全仏オープン男子ジュニアダブルス優勝パートナーが陣中見舞い

 世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)は、現地時間15日に行われたアルゼンチン・オープン初戦で世界ランキング50位のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に勝利し、準々決勝に進出した。その日程の合間を縫って、10代の頃にダブルスを組んで全仏オープンジュニアを制した“盟友”と果たした再会を、ATP公式サイトが伝えている。

 錦織はシュワルツマン戦後、会場のラウンジでアルゼンチン出身のエミリアーノ・マッサと旧交を温めたという。実はマッサこそ、2006年の全仏オープン男子ジュニアダブルスで錦織が優勝を果たした際のコンビだった。マッサは記事の中で、錦織とダブルスを組んでいた当時について、以下のように話している。

「当時の僕らはほとんど英語を話せなかったので、会話はほとんどなかった。でも僕が最も覚えているのはケイのスピードだ。動きの素早さだけでなく、その加速もね」

 ローラン・ギャロスの地で共に歓喜した2人は、そこから対照的なキャリアを歩んだ。錦織が今や世界ランクトップ10に名を連ねる存在となった一方で、マサは怪我のために23歳で現役を引退。しかし、一旦顔を合わせれば、パートナーとして戦った10代の日々がよみがえる。マッサと記念撮影した錦織は「ジュニア時代に彼と最高の思い出を作った」と話し、若き日を懐かしんだという。

「自分にとって初めての“グランドスラム”優勝だし、僕らにとって本当に特別な瞬間だった。エミリアーノは本当にいいヤツなんです。会ったのは約10年ぶり。残念ながら、彼は怪我に泣かされたけど、彼と会えてよかった。いろいろな思い出が戻ってきました」

 錦織が世界に羽ばたくきっかけとなったジュニア時代の盟友との再会は、アルゼンチン・オープンで頂点を目指す上で大いなるリフレッシュとなったに違いない。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer