16日、中国メディアの光明日報が、日本がノーベル賞をたくさん受賞できる秘訣について分析する記事を掲載した。写真はストックホルム市庁舎。

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2017年2月16日、中国メディアの光明日報が、日本がノーベル賞をたくさん受賞できる秘訣(ひけつ)について分析する記事を掲載した。

記事は、中国科学技術情報研究所・政策と戦略研究センターの王玲(ワン・レイ)氏の投稿文を紹介。日本は2000年に、この先50年で30人のノーベル賞受賞を目標とすることを打ち出したが、日本は21世紀に入ってからすでに17人ものノーベル賞受賞者を出しており、目標達成に向けて着実に歩んでいるとした。

その秘訣の1つとして記事は、「人材を日本の宝として重視していること」を挙げた。日本政府は研究開発の投資対象を「もの」から「人」へと移しており、第4期科学技術基本計画では基礎研究と人材育成を両輪としていくことを決定したと紹介。こうした政策のおかげで、日本の科学技術者数は安定していると伝えた。

また、「出生率の減少に対応し、若い研究者の環境整備」を行っていることも秘訣として挙げた。日本政府は、博士課程卒業後の若い研究者が才能を十分発揮できる環境を整えるため、40歳以下の大学教員の割合を3割以上にまで増やすことを目標にするなど、さまざまな政策を出していると紹介した。

他にも、人材の流動性を確保し、国際的な舞台で活躍できるようにしていること、女性研究者の潜在的能力の発掘、外国人研究者の導入、科学研究を管理サポートする人材の強化、子供に理工学に対する興味を持ってもらう次世代の人材確保などを通して、科学技術の継続的な発展を目指していることが、日本の科学技術力につながっていると論じた。(翻訳・編集/山中)