今年中の4大大会制覇を目指す錦織圭 「ビッグ4」に「近づいてきている」

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クレーとハードコートに自信「3つの大会には大きなチャンスがある」

 世界ランキング5位の錦織圭(日清食品)は、第1シードとして臨んでいるアルゼンチン・オープンで、初戦の2回戦を突破した。クレーの舞台で今季初タイトルを狙っている錦織は、1月の全豪オープン決勝で激闘を演じた同9位ロジャー・フェデラー(スイス)、同6位ラファエル・ナダル(スペイン)ら「ビッグ4」との「差が縮まってきた」と考え、今季中の自身初グランドスラム制覇に意欲を示している。米スポーツ専門テレビ局EPSNがインタビュー動画を掲載した。

「自分のランキングを維持しようとしている。少しでも順位を上げることができればいいと思っています。そして、ビッグタイトルを取りたい。特にマスターズやグランドスラムのような」

 アルゼンチン・オープンを戦う錦織は、ブアノスアイレスでの大会中のインタビューで、今季の目標についてこう語っている。全豪オープンでは、4回戦でフェデラー相手にファーストセットを先取しながらも、フルセットの激闘の末に逆転負けを喫した。故障明けのフェデラーは錦織撃破の勢いそのままに優勝を果たしている。

「ロジャー戦はタフな敗戦でしたが、この大会から多くを学びました。とにかく前進したいですね。僕は全米オープンと全豪オープンが好きです。いまだにハードコートが一番好きなので。でも、全仏オープンも気に入り始めています。クレーでもいいテニスができていますので、この3つの大会には大きなチャンスがあると思っています」

マレーやジョコビッチのレベルにも「ついていける」

 2014年に決勝に進出した全米オープンと、今年は悔しい敗退となった全豪オープンが行われるハードコート、そして、全仏オープンが行われるクレーコートでの戦いに自信を深めており、グランドスラム初優勝の可能性はこの3大会にありと語っている。

 それだけに、レジェンド同士の激突となった全豪オープンの決勝戦は深い印象を刻んだようだ。錦織は「全豪オープンのラファとロジャーは名勝負だったと思います。2人とも最高のテニスをしていました。特にロジャーですが、最後の2、3試合は究極的に素晴らしい試合をしていました」と、復権ぶりを示したフェデラーとナダルに敬意を表する一方、「僕もトップ4の選手に近づいてきていると思う。ノバクとアンディがツアーをいまだに支配しているけれど、自分も彼らのレベルについていけると願っています」とも話した。

 世界ランク5位の錦織は「ビッグ4」と呼ばれる世界ランキング1位アンディ・マレー(英国)、同2位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、フェデラー、ナダルの高みに着実に近づいている手応えを感じているようだ。全仏オープンと全米オープンで悲願のメジャータイトルを手にし、今季こそビッグ4の牙城を崩すことができるだろうか。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer