ハンクスの特徴をとらえた
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 「クラウド アトラス」のトム・ティクバ監督とトム・ハンクスが再タッグを組んだ「王様のためのホログラム」(公開中)の本編冒頭映像と、本編からカットされたお蔵入りシーンのコンセプトアートが公開された。

 ピューリッツァー賞、全米図書賞ノミネート経験を持つベストセラー作家で、「かいじゅうたちのいるところ」の共同脚本も手がけたデイブ・エッガースの人気小説を映画化。大手自動車メーカーの取締役を解任されて家も家族も失い、再就職先のIT企業で再起をはかるアラン(ハンクス)が、サウジアラビアの国王に画期的なテレビ会議システム「3Dホログラム」をプレゼンするために現地に飛び、異国の風に触れる。

 本編映像では、米ロックバンド「トーキングヘッズ」の名ナンバー「ワンス・イン・ア・ライフタイム」が流れるなか、歌詞を映画版にアレンジしてアランが身の上を語るという遊び心あふれるシーンが描かれる。家、車、妻が紫の煙と共に消え、アランが「なぜこうなった?」と自問自答し、ジェットコースターに乗って原曲と同じフレーズ「Same as it ever was(ずっとこうだった)」を繰り返していると、実はサウジアラビア行きの飛行機内で居眠りしていた、というオチ。民族衣装に身を包んだ人々の中で、アランだけがスーツ姿、というギャップが笑いを誘う。

 一方のコンセプトアートは、計15パターンのイラスト化されたアランが描かれている。大きな鼻や困り眉といったハンクスの特徴がうまくとらえられているだけでなく“DON'T MAKE EYES WIDER THAN THIS(目は眉毛より大きくしない)”、“DOUDLE CHIN WHEN MOUTH IS WIDE OPEN.(口を開ける時は二重あごで)”といった細かな設定が記入されている。もう1枚の画像では、紙幣と思われる波をサーフィンで乗り越えようとするアランの姿がアニメタッチで描かれている。