映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のエンディングで、あんなにも楽しそうにしていたハンとレイア。『フォースの覚醒』で彼らが離れ離れになっていたことにショックを受けた方もいるのではないでしょうか?

チャック・ウェンディグ著のスター・ウォーズの正史小説三部作『Aftermath』シリーズに、その理由が描かれているかもしれません。

『スター・ウォーズ アフターマス』、『Aftermath: Life Debt』に続く三部作完結編『Aftermath: Empire's End』の一部がスター・ウォーズの公式サイトStar Wars.comで公開されています。

「それはどうも、でも私は自分の体調を管理できてるわ。」

「それを小さな盗賊に言ってやるんだな」と言いながらハンは何かの詰まった袋をキッチンのカウンターに下ろす。小さな盗賊、はレイアの腹の中で格闘している子供の彼なりの呼び名だ。

「つまり小さな天使のことね」

まだベンを妊娠中だった頃のレイアとハンの関係が描かれているのは、『フォースの覚醒』を観た後だとなんだか感慨深いです。このシーンでは妊娠中のレイアに医者が良いと言ったジョーガン・フルーツをハンが山ほど買ってきています。

「カロニア先生はジョーガンを普段の食事に取り入れろと言っていたのよ、すべてをジョーガン・フルーツで置き換えろと言っていたわけではないわ。」

ハンはレイアを抱き寄せて、彼女の顔を荒い手で包む。彼は彼女の頬を優しくなでる。「わかったよ、わかったよ。君たちふたりのためになることをしたかっただけなんだ」

「わかってるわ、ハン。」

「もし俺が手助けできると思ったら、俺はいつでも助ける。君や俺たちの息子が必要なことならなんでも。わかってるだろ?」

彼女は笑う。「わかってるわ。」

ハンにとっては大変な時期だった。彼自身がはっきりとは言わなくても、レイアにはそれが顔から見て取れた。彼女の夫には何かやることが必要だ。彼は飽きているのだ。チューバッカは故郷へ戻り、家族を探している。ルークは過去のジェダイの教えを銀河へ探し求めに。ハン・ソロには密輸するものもなければ、ギャンブルする場所もない、戦うための馬鹿げた反乱軍もないのだ。

彼はファルコンのようだった。どこかの格納庫に眠っていて、何かが起きるのを待っている。だから彼はフルーツを買ってきたのだ。山ほどたくさんのフルーツを。

そしてもちろん、彼は彼女を気遣っていた。ハンはレイアをテーブルと星図に引き寄せた。「まさかこれを見ていたわけじゃないだろうな?」

『Life Debt』ではチューバッカの故郷キャッシークを解放した彼ら。レイアはまだ帝国残党や犯罪組織に支配されている他の星々も同じように解放したいと思っているようですが、ハンは妊娠中のレイアを気遣い、仕事を休んでほしい様子。それでも平凡な日常に耐えられないハン……

この抜粋だけではレイアとハンが離れ離れになった明確な原因まではわかりませんが、こういったふたりの心情も理由のひとつなのかもしれません。

全編を読めば。もっと明確な答えが判明するかもしれない『Aftermath: Empire's End』の発売は2月21日です。今のところ日本語訳されているものは、1作目の『スター・ウォーズ アフターマス』だけのようですが、ぜひ『Aftermath: Life Debt』、『Aftermath: Empire's End』の翻訳版が出ることを待ちましょう。
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source: GeekTyrant

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