動力源を2つ積むことから「重くなって効率が悪い」と懐疑的で、かつて「ハイブリッド」を傍流扱いしていた欧米の自動車メーカー。各国の燃費規制が厳しくなる中、次々とプラグインハイブリッド(PHV)を投入させているのが現状ですが、今後はEVをはじめとした電動化車両も急速に普及する可能性があります。

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ハイブリッドを普及させたトヨタは、EVを「短距離向け」としてきましたが、グループでEVにも注力。車種やクラスに応じてハイブリッド、PHVを使い分けるなど、電動化を中心とした戦略にシフトしていきますし、フォルクスワーゲンなどの欧州勢もEVを続々と登場させそうです。

元祖エコカーといえる「ハイブリッド」を切り拓いてきたトヨタ。1997年8月に日本でコースターハイブリッドEVを投入して以来、同年12月に世界初の量産ハイブリッド乗用車として初代プリウスを投入。

それから約20年でハイブリッド車のグローバル累計販売台数が1,004.9万台(2017年1月末現在)となったそうです。

現在、約90以上の国、地域で乗用車33モデル、プラグインハイブリッドモデルを1台発売していて、日本でもヴィッツハイブリッド、2月15日には新型プリウスPHVを登場させました。世界最大のCO2排出国である中国で開発したカローラ、レビンといったモデルを発売しています。

トヨタでは、2017年1月末までに販売されたハイブリッド車(コースターハイブリッドEV、クイックデリバリー200を除く)のCO2排出抑制効果は約7,700万トン、ガソリン消費抑制量は約2,900万kL(いずれも車両サイズおよび動力性能が同等クラスのガソリンエンジン車との比較)と試算。

CO2排出抑制効果が7,700万トンと聞いてもピンと来ませんが、これは東京都で1年間に排出する温室効果ガス量に近いとのこと。環境省によると日本の2015年度の温室効果ガス排出量は13億2,100万トン。なお、世界で見ると2013年で約329億トンとなっています。2030年では363億トンと予想されています。

日本のHV技術が地球の温暖化抑制に効果があると思うと、少し誇らしく思えますね。

(文/塚田勝弘 写真/トヨタ、小林和久)

トヨタのハイブリッドが約20年で1000万台を突破!! CO2排出抑制効果は約7,700万トン(http://clicccar.com/2017/02/17/445437/)