中国には数多くの日本企業が進出しており、現地の中国人を採用して業務を行っている。中国国内にある企業とは言えども、日系企業と中国企業は企業文化が大きく異なり、日本風の企業文化のもとで働くことは中国人にとって驚きも多いことのようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国には数多くの日本企業が進出しており、現地の中国人を採用して業務を行っている。中国国内にある企業とは言えども、日系企業と中国企業は企業文化が大きく異なり、日本風の企業文化のもとで働くことは中国人にとって驚きも多いことのようだ。

 中国メディアの今日頭条は16日、中国国内の日系企業で働く中国人による手記を掲載し、中国人の視点で「日系企業で働くこと」について論じている。

 記事は、日系企業は今なお「年功序列」の制度が採用されているケースが多いと指摘し、特に大企業や製造業の現場で顕著であると指摘。つまり、その企業に所属し、その企業に長く貢献した社員ほど給与水準が高いということであると指摘し、50歳になってようやく中国の子会社の董事長になることができると紹介。なかには60-70歳にならないと董事長になれない場合もあるとし、出世にかかる時間の長さは中国人からすれば到底考えられない水準であると論じた。

 また、日系企業は組織として事業を展開するため、何事も「報告、連絡、相談」が必要となると指摘。自分だけの責任のもと、1人で勝手に行動する人はいないとし、日系企業では上司など組織の関係者の理解と確認を得てから物事に着手する必要があると紹介。こうした「報告、連絡、相談」は日系企業ならではの文化であることを伝えた。

 さらに記事は、日系企業のオフィスのなかでは日本人も働いているだろうが、「政治問題は一切無視することができる」と指摘。組織として事業を行う以上、綿密なコミュニーケーションが必要となるが、政治的な話がオフィス内で持ち上がることは少ないと紹介。

 また、日系企業は人情味があるとし、仕事で成果が挙げられないからといって即刻解雇とはならず、むしろ「得意な分野を活かせる業務に変更」するなどの対応を見せると紹介。こうした日系企業の社風に慣れることができない人もいるであろうが、適応できる人にとっては働きやすい職場であるとの見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)