和食の魅力を表現する体験型の展覧会「食神さまの不思議なレストラン」展が東京、茅場町でついに開催。実際に行ってみた!

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最新のデジタルアートで、和食の魅力を表現する体験型の展覧会「食神さまの不思議なレストラン」展が東京、茅場町でついに開催。スクリーンアートで食材や調理法への理解を深めたり、特製のいなりずしを食べることができるなど、食に関する日本人の知恵を五感で体験できるイベントとして注目を集めている。そんな最先端イベントに実際に行ってみた!

森の奥深くへ入り込んだかのような幻想的アートが広がる9面スクリーンを使用した“四季の森ゾーン”

「食神さまの不思議なレストラン」展は、世界有数のデジタルアート集団「モーメントファクトリー」による日本初のエキシビションだ。日本人にとって馴染みの深い「和食」をテーマに、訪れた人は自分の足で歩き、見て、聴き、触れるといった、インタラクティブな空間を楽しめる。舞台となるのは日本橋の廃ビル。妖しげな参道に足を踏み入れれば、そこは古事記をモチーフにした神さまが住む世界だ。今回はその気になる内容をお届け!

■ 【2F】巨大スクリーンで四季を体感しながら「食材」「調理」を知る

2階、3階はアートの展覧スペース。4階は和食を味わえるレストランとなっており、2階から順に辿ることで“食材を収穫してから食卓に上がるまで”のストーリーを体感できる。まず2階に上がると、森の奥深くへ入り込んだかのような幻想的なアートが広がる。

和食の重要な要素である四季と旬の食材を9面スクリーンにより表現し、触れることでデジタルアートが反応するインタラクティブコンテンツだ。来場者がスクリーンに触れる度に森が春、夏、秋、冬と変化。実際に手をかざすとボワンと画面が光り、自分自身が画面内の食材や木々に触れているかのような感覚を楽しめる。四季によりガラリと変わる会場の雰囲気もポイントだ。

また、和食の調理法を知る“調理ゾーン”では、海外から取り寄せた7層スクリーンを4枚使用。スクリーンで囲まれたエリアに入ると身体をボディスキャンし、「煮る」「焼く」「蒸す」など多様な和食の調理過程を表現した映像が展開される。

モーメントファクトリーならではの迫力とスピード感のあるデジタルアートで食材の調理過程を表現。実際に自分が調理されているかのような、不思議な感覚に包まれた。

■ 【3F】和食には欠かせないアイテムの数々を神秘的な映像で

3階では本展のテーマでもある「和食」の世界が広がる。出汁、発酵、酒、器など和食には欠かせないアイテムへの知識を、社をイメージした神秘的な映像で深めることができる。

例えば酒樽をかき回す棒に触れると、掴んだりかき回すことができたり、スクリーン上の昆布の映像に触れると昆布が出汁へと変化し、説明が映し出される。実際に触れて和食のルーツを辿ろう!また、日本人にとって特別な食材である「お米」が田園から食卓にのぼるまでの過程を表現した“お米ゾーン”では、“お米や自然との共生を知る”をテーマに直径1.8mの巨大なお椀が並ぶ。

2つのお椀には本物のお米が盛られており、触れることで投影された映像がさまざまに変化する仕様になっていた。盛られたお米はひんやり冷たく、その香り立つにおいや実物に触れた感覚と、デジタルアートの表現が重なって、普段あまり気に留めない食材に対しての理解が深まったように感じた。

触れることで映像が変化し、体感することで理解する展覧会「食神さまの不思議なレストラン展」。実際に体験してみると、非現実的な世界観の中で体感する、新感覚のアートはまさに“不思議”そのもので、思わぬ驚きがあった。「見て」「触って」和食に対する知識や生きていく上で欠かせない「食」に対する理解を深める絶好の展覧会だといえる。家族や友人、恋人とも楽しめる本展にぜひ足を運んでみて欲しい。【ウォーカープラス編集部/コダマタイチ】