ママになって初めて知る人体の不思議

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おっぱいは女性らしいプロポーションのための重要なボディパーツです。バストのサイズや色、形に気を取られがちですが、そういえば本来は母乳を作り出す器官でした。

赤ちゃんを授かって初めて、その脅威の働きを知ったママ記者が、女性なら知っておくべき、おっぱいの真実をまとめました。

自分のおっぱいに「え?ええ〜〜〜?」ってなります

1. 巨乳と授乳の関係

巨乳の女性はたっぷり、貧乳の女性は少ししか母乳が出ないという印象があるかもしれません。しかし、そんなことはないのです。記者の実母は貧乳ですが「乳腺炎」といって母乳が詰まってしまうほどの大量生産でした。一方で、巨乳の義母は2か月で母乳が底をつき、人工ミルクに頼ったそうです。母乳の量は、バストサイズではなく、乳腺によって決まるようです。

2. 人間とは思えない固さになる

出産すると、おっぱいは母乳の生産を始めます。個人差はありますが、産後3日目ぐらいになると、胸が急激に膨らみ、皮膚はパチンとはじけそうに、そして触るとガチガチに張っています。ブログなどで「岩のよう」と表現されることが多く、これが人間の体かと思うほど硬いのです。痛みや熱を伴います。ちなみに、出産後の張りや痛みについては、赤ちゃんが吸ってくれると、次第に楽になり、熱も引いていくことがほとんどです。

3. 隠れおっぱいの存在

おっぱいは2つとは限りません。「副乳」と言われる第3、第4のおっぱいの存在があります。副乳のある人は、20人に1人、10人に1人と言われています。もともと副乳があるのに気づかず、産後におっぱいが張ることで発見されるケースは珍しくありません。副乳の場所は脇の辺りから下腹部まで、人によります。

4. 母乳が出る穴は1つじゃなかった

おっぱいから母乳が出るところを想像してください。哺乳瓶の乳首と同じように、1つの穴から出てくると思っていませんか? 授乳期に乳首をマッサージすると、乳首のいたるところから母乳がピューっピューっと勢いよく出てきます。まるでシャワーみたい。

まだまだあるよ 母乳は白じゃない?

5. 母乳は白くない? 味は?

母乳は白色です。ただし、「初乳」といって産後すぐに出る母乳はなんと黄色! 予備知識なしで見ると、異常なのではないかと不安になるほどの色です。

そして、気になる味は「これがママの味か!」と納得するほど、ミルキーそっくりです。不二家のホームページでは、「お母さんの愛情や母乳のなつかしさをイメージしたキャッチフレーズ」と説明があり、母乳の味を再現したとは明言していません。それにしても砂糖たっぷりの甘いキャンディと血液が原料の母乳が似ているとは神秘的すぎます。

6. 授乳期が終わると、恐ろしいほどしぼむ

赤ちゃんがおっぱいを卒業すると、元に戻るどころか、さらにしぼみます。一度伸びた皮膚が垂れ下がってしまうのが主な原因。このころになると育児疲れも重なり、ママは鏡に映る薄っぺらな体を見て切ない気分になります。

ネット検索すると、矯正ブラやマッサージなど、さまざまな対策が紹介されています。授乳していた時間とパワーを、自分へのボディケアに回すのもいいのでは?

いかがでしたか? 記者は、これらの変化を予備知識なしに体験し、驚きの連続でした。そしておっぱいが母乳を作り出すためのものだと実感した瞬間、セクシーな印象が激減しました。外出先でもケープを使うなどして、堂々と赤ちゃんに授乳できるのは、こうした意識の変化が大きいと思います。