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by Christine Szeto

これまで、自閉スペクトラム症(ASD)の診断は早くても2歳で、それより年を取ってから診断されることが多かったのですが、ノースカロライナ大学チャペルヒル校などのチームが生後およそ1年でASDの傾向を予測できるという研究結果を発表しています。

Early brain development in infants at high risk for autism spectrum disorder : Nature : Nature Research

http://www.nature.com/nature/journal/v542/n7641/full/nature21369.html



Autism detectable in brain long before symptoms appear - BBC News

http://www.bbc.com/news/health-38955872

これはノースカロライナ大学チャペルヒル校のヘザー・コーディ・ハズレット氏らの研究で、学術誌・Natureに掲載されています。

ハズレット氏らは障害を持つ兄・姉を持ちASDのリスクが高いと考えられる子ども102人と、ASDのリスクが低いと考えられる子ども42人を対象に、生後6カ月・生後12カ月・生後24カ月の3回、脳のスキャンを行いました。

すると、ASDの子どもには生後1年目という早い段階で、脳のうち言語など高度な機能を担う部分の表面に違いが見られることがわかりました。AIを用いて脳のスキャン画像を分析すると、80%という高い確率でASDの子どもを予測することができたとのこと。

ASDの診断が早期に行えれば、行動療法などを早い段階から取り入れることができます。

王立自閉症協会自閉症センターのキャロル・ポビー氏はBBCに対して「ASDの子どもたちが早期に適切な支援を受けることが可能になる」と認めた上で、ASDは様々な形で現れるので「すべての潜在的なASDの子どもを特定できるわけではない」とコメントしています。